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【vol.51】 公立幼稚園教員採用試験合格 桑原 啓子

教育学部児童教育学科 4年生

桑原啓子さん  30倍の難関を突破し、公立幼稚園に合格した桑原さん。教師を目指したのは小学校の高学年のころ。子供が好き、学校も好き、そして先生にも恵まれ、いつしか教師になりたいと思うようになりました。そして「全力で生徒にぶつかろうとする中学校の恩師との出会いは、漠然とした憧れから私もこういう教師になりたい、必ず果たしたい夢となりました」。見事難関を突破し夢のスタートラインに立った桑原さんに、学生時代、将来について語ってもらいました。

★教員採用試験の合格、大変におめでとうございます!

・・・ありがとうございます。幼稚園採用試験の倍率は非常に高く、私が合格したなんて本当に奇跡のようです。小学校には本学の学校インターンシップ制度を通じて1年間子供たちと接してきたこともあり、小学校と幼稚園のどちらを受験するかを悩みました。しかし、大学1年生の時に訪れた札幌創価幼稚園で痛感した幼児教育の重要性が自分の心から離れませんでした。子供にとって教師として関われる最初の教育現場ともいえ、その最初の教育者として子供に強く優しい心を育ててあげたいと思ってきました。 札幌創価幼稚園にて

札幌創価幼稚園にて

★教師を目指したのはどうしてですか?

・・幼い頃より、教師の方々に恵まれたというのはとても大きいと思います。“こんな先生に自分もなりたい”という憧れは、小学校高学年の頃からありました。一番印象に残っているのは中学校の先生で、全力で生徒に向き合う姿に心を打たれました。その先生はよく生徒に「大丈夫、元気!?」と声をかけてくれました。私にその言葉がかけられた時、私は友人たちから仲間はずれにされ思い悩んでいました。その一言に飛びつくように、今の状況や自分も以前同じことを友人にしていたことなど赤裸々に話しました。自分と葛藤し、現状に苦しみ、なんとか抜け出せた時まで、先生はいつも心に寄り添って側にいてくれました。“この先生のようになりたい”その思いは憧れから、確かな夢と目標になりました。 札幌創価幼稚園にて

札幌創価幼稚園にて

★創大に来たのは教師になりたかったからですか?

・・・創大の教員採用試験合格者数は全国トップクラスです。しかし、それだけが創大に来ようと思った要因ではありませんでした。もちろん、教員を目指していましたので、大学は教育学部に進むと決めていました。しかし、当初は地元の教育大学にと思っていたんです。それが、オープンキャンパスに来てみて、創大生の笑顔といきいきとした姿に感動して、私もこういう先輩たちのようになりたいと思い創大に決めました。私はとても内向的な性格で、自分に自信が持てずにいました。そういう自分を変えたい、この先輩たちのように自分の意見をしっかり伝えられるようになりたいと心から思いました。創大に入学して児童文化研究部に入部し、寮やクラブなどでのたくさんの人とのかかわりを通して多くの触発を受け、今までの自分から大きく殻を破ることができました。また子供の幸福のための教育の重要性を実感し、創大で学び、成長させていただいたことに感謝の思いでいっぱいです。 教育実習先の幼稚園にて

教育実習先の幼稚園にて

★クラブやインターンシップなどで、子供たちと直接触れ合う中で、印象に残っていることは何でしょうか?

・・・たくさんありますが、3年生で参加した1年間の学校インターンシップ(小学校5年生)では、教育に携わる喜びを心から感じました。私が担当したクラスには、一人なかなかクラスになじめない子がいました。人とのかかわりが苦手なようでしたが、私のところに近寄ってきて、手紙交換をしたいと言ってくれました。そうして始まった手紙交換を続ける中で、少しずつ自分の気持ちを言ってくれるようになり、周りとの関わりもできるようになりました。インターンシップが終わる頃、彼女が言ってくれたのですが、「あの時、手紙交換をしたいと思ったのは、先生の笑顔が素敵だったからだよ」と。本当にうれしかったですね。その子に少しでも希望や勇気をおくることができたなら、こんなに嬉しいことはないと思いました。また、授業もさせてもらいました。『美しく自分をそめあげてください』というタイトルの詩を用いて、自分の“色”と周りの友人たちの“色”を考えてもらいました。“色”を考えてもらいながら、友達や自分を見つめて、自分や友達の良いところに気づき、自身や思いやりを持ってもらいたいと思いました。授業終わり、子供たちから「難しかったけど、面白かったよ」「自分をもっと染め上げていきたい、輝かせていきたいと思ったよ」と言ってもらい、自分が思いを込めた分、子供たちに伝わっていくのだと本当にうれしく思いました。また、共に成長していける教師になりたいと思いましたね。 クラブで子供たちと

クラブで子供たちと

★大変だったことはありますか?

・・・すごくいい経験でしたが、4年生での幼稚園実習では、苦しみもしました。子供たちの興奮を抑えることができず、自分の思うように進めることができなかったんです。自分には幼稚園の先生はできないのではないかと正直悩みました。しかし担任の先生が、「反省をした上で、他の先生方の授業の進め方や関わり方をどんどん取り入れて研究していくことだよ」と教えてくれ、その通りに他の先生方の様子を学ばせていただき、工夫をしていくと、子供たちが変わっていったんです。自分の努力が子供の笑顔で返ってきたときには、救われた思いがしました(笑)。子供たちには、自分のいいところが見つけられるように、ほめることに徹しました。また、思いやりの気持ちを持てるよう「ありがとう」と言えるようになってもらいたいという思いで接しました。最後の日、子供たちが一人ひとり「一緒に遊んでくれてありがとう」「一緒にお昼を食べてくれてありがとう」と言ってくれたときには感動し胸が一杯になりました。 クラブの友人たちと人形劇の練習

クラブの友人たちと人形劇の練習

★今後の目標は?

・・・過日、地元新潟で公立幼稚園の合格者のガイダンスが行われました。新潟市の合格者4名のうち現役学生は私一人でした。緊張と自分でいいのだろうかという不安で一杯でしたが、ガイダンスの際「あなたの笑顔がよかったから、生き生きした姿がよかったから、是非がんばってもらいたいと思ったのよ」と担当の方に言っていただき、私の可能性にかけていただいた感謝の思いを胸にひたむきに頑張って行きたいと思いました。また、この4年間折に触れ、励まし続けて下さった創立者の池田先生に感謝の思いで合格の報告をしたところ、すぐにまたその報告に対して、激励していただき、自分も励ましの人、希望と勇気を与えられる人になりたい、一人ひとりの可能性を信じ引き出していける教育者になっていきたいと決意しています。 友人たちとタコヤキパーティ

友人たちとタコヤキパーティ

クワバラ ケイコ クワバラ ケイコ/ 
(好きな言葉) 「幸せだから微笑むのではなく、微笑むことが幸福の因となる」
(性格) 明るい、前向き、忍耐強い
(趣味) 読書、学内を散歩して自然を感じる
(最近読んだ本) 『天の瞳』『希望の世紀へー教育の光』

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