臨床心理士養成を主な目的とするコースで、本学は、2003年(平成15年)4月に財団法人日本臨床心理士資格認定協会の第1種指定校になりました。博士前期課程修了後、直近の臨床心理士資格試験を受験することができます。
将来「臨床心理士」として、教育・医療・福祉・司法・産業等の分野で、精神的失調や適応上の問題を抱える子供・青年・成人・家族等への臨床心理的援助、並びに、人々がより良く生きてゆけるためのカウンセリングなどに従事し、社会に貢献できる人材の養成を目的としています。
臨床心理士の養成は、本学の教育理念である「人間教育」に合致します。本学の学生は、総じて真面目で向学心に優れており、社会や他者のために、殊に弱者といわれる人々のために尽くしたいとの意欲・使命に長けていることから、数多くの高い要望により本コースが設置されました。
カリキュラムは、講義、演習、実習科目から構成されています。臨床心理士資格試験の受験のためには「必修科目」24単位(修士論文を含む)、「選択必修科目」10単位以上(A~E群各2単位以上)履修する必要があります。
大学院の履修要項(平成20年度参考)(PDF)
臨床心理学特論演習(ゼミ)は、院生が1年次に希望した専任教員と共に2年間行われます。1教員あたり院生は2~3名です。院生が関心のある研究課題に取り組み、研究を進め、論文にまとめていく過程を共にします。
1年次の9月から臨床心理基礎実習の後半として学校臨床実習が始まります。これは、本専修、本学教務部教職係(学部学生の教育実習や学校インターンシップ等を管轄している部署)、八王子市教育委員会、八王子市立小・中学校が連携して実施されるものです。学生は週半日実習校に出向いて、スクールカウンセラー実習を受けることになります。
2年次の4月からは、臨床心理実習として病院実習と付属心理教育相談室での実習が始まります。病院実習は、精神科の医療施設に週一日出向き、施設の臨床心理士から種々の指導を受けます。病院実習担当教員は、実習を通していろいろな問題に直面する学生をサポートします。心理教育相談室実習は来室する個人、親子、家族等に専任教員や非常勤相談員が受理面接を行い、その後、教員や相談員の指導を受けながら院生は来談者の面接などを担当します。面接に関わる院生の様々な悩みや問題は、個人的にまた授業の中で相談員や教員からサポートされます。
教育学部教育学科(もう1つの児童教育学科は主に幼稚園・小学校教員養成を目的としている)の教育課程に臨床心理学関連科目(カウンセリング、臨床心理学Ⅰ・Ⅱ、障害児心理学Ⅰ・Ⅱなど)をはじめ、発達、学習、教育心理学関連科目が充実しています。臨床心理学専修の教育内容と系統性があり、心理学の基礎的学習が十分でない場合、院生は学部の授業を聴講することができます。
専任教員の実践・研究領域として、非行臨床、不登校等の学校臨床、児童福祉臨床、発達臨床、カウンセリングスキルならびにアサーションなどがあげられます。院生は特にこれらの領域の課題教育や研究指導が期待できると思います。
スタッフは、2008年(平成20年)4月現在、本専修の専任教員5名(うち臨床心理士有資格者4名)、非常勤講師10名(うち臨床心理士有資格者8名、精神科医2名)及び学内実習施設の心理教育相談室非常勤相談員3名(全員臨床心理士有資格者)から成っています。
大学院教員の紹介(平成20年度参考)
これまでの修了者のうち、約80%が臨床心理士資格試験を受験し、そのうち約70%が合格しています。
修了者全体の進路をみてみると、臨床心理関係の職に従事している人が70%(公務員では法務教官や法務技官、児童相談所職員など。民間では病院やクリニックの心理職、またスクールカウンセラー、大学学生相談、児童養護施設心理職など)、教師になった人が約20%、一般企業への就職が約10%となっています。
毎年、5月末頃に「学内選考試験(学内者限定)」、「一般入試」を10月と翌年2月に実施しています。
募集人員は合計で10名です。試験は、筆記試験と面接です。本学HPで、入試要項を公開しております。また、過去2年間分の入試問題もHPで公開しています。
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