福谷 茂(教授)

フクタニ シゲル

専門分野 カントを中心とする西洋近世哲学史および形而上学史
研究テーマ ヘノロジー(一者論)の観点からの形而上学史の見直し 日本哲学史研究

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研究者情報詳細

研究紹介 長い間カント哲学に集中して研究を行ってきました。
方向としては形而上学に向かっていましたので、
近年は形而上学の観点から西洋近世哲学史および
近世と限定しないで形而上学の歴史全体を見直す作業に従事しています。
その際に形而上学というのはオントロジー(存在論)ではなく
ヘノロジー(一者論)を指します。このためヘノロジーの概念を確定することも
課題としています。
研究、教育方針 テクストの読解という求心性とテクストを様々なコンテクストの
なかに位置づけるための遠心性の両方が研究には必要です。
研究とはこの2つの極のあいだをめまぐるしく往復する精神
の運動だと思います。このため雑学を奨励したいと思います。
メッセージ いつもフレッシュな研究心を保っていくためにはリフレッシュも必要です。
大学や都会が提供するいろいろなイベントや催しにでて新しい経験をすることは
大事なことです。
きっと後年、思い出の中でそれらから糧となるメッセージが聞こえてくるという
体験をすることになりますから。
その他 外国人研究者がひっきりなしに来日して講演を行い、
学窓を超えた研究会や読書会が活発に活動しているのが現代です。
機会をとらえてそういう場に出て雰囲気に身をさらすことを勧めます。

 
ページ公開日:2020年04月03日 13時26分
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