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「語学力だけでなく人間的にも成長」 村中 佑香さん

文学部英文学科34期 村中 佑香
ニュージーランド・オタゴ大学(推薦留学)

「Kia Ora!(キアオラ!)」ニュージーランドのマオリ語でHello!という挨拶です。私は大学4年次にニュージーランド・ダニーデンにあるオタゴ大学に留学をしていました。

私の海外留学を決めた最初のきっかけは、中学3年の時に初めての海外経験として、オーストラリア・ブリスベンに短期語学研修に参加したことです。当時から英語は好きでしたが、語学力は普通の中学3年生レベル。しかし、10日間での異文化交流の楽しさや、英語で思いを伝えられない悔しさを感じられたことこそが、今の私を作っている原点でもあります。その時から、大学では長期留学すると決めていました。そして大学に入学して、大学2年次にSUA語学研修に参加し、さらに留学への思いは強くなり、大学4年次に縁あってニュージーランド・ダニーデンにあるオタゴ大学に創価大学の派遣留学生として、留学することができました。 村中佑香さん

ニュージーランドに着いて、すぐに現実を知りました。ニュージーランドなまりが多少あることと、何といっても現地の人の話すスピードが速くてついていけないこと。一気に自分に自信がなくなり、いったい10年間の英語の勉強は何だったのだろう…と、虚しくなりました。しかし、現実を嘆いても何も変わらないと感じ、そこから私の留学の挑戦は始まりました。

留学の前半4ヶ月は、オタゴ大学付属のランゲージセンターで大学編入のための準備コースでリーディング・リスニングやボキャブラリーだけでなく、essayの書き方から、プレゼンテーションの仕方やノートの取り方まで、授業で丁寧に教えてもらいました。日本のスタイルとは違うアカデミックな形式になかなかついていけないときにも、語学学校での恩師に「絶対出来るようになるから、しがみついてみんなについてくるのよ!」と激励され、悔しい時にも歯を食いしばり努力を重ねました。一つ一つの課題に対して人一倍時間はかかりましたが、最後のプレゼンテーションでは、クラスでも上位に入り、先生からは「よく頑張った!毎年創価大学の学生はすごい!」と言ってもらうことができました。

留学の後半、大学に編入してからは、教師になるという夢があったことと、創価大学のゼミでも日米文化比較を学んでいたことから「教育学」を中心に履修しました。毎週あるディスカッションでは、私は日本の文化を伝え、仲間からは現地の文化を教えてもらい、自分の語学に不安を感じながらの日々でしたが、最後の授業のとき、「Yukaと一緒のグループでよかった!日本のことをたくさん知ることができた!私たちにとっても貴重な経験だったよ」と言われ本当に感動しました。また、語学というのはあくまでもコミュニケーションのツールであり、本当に必要なのはコミュニケーション力なんだと痛感しました。ある授業では、現地学生ばかりの中でしたが、essayなどの課題や授業点などの総合で、トップ10%に入ることができました。

留学中は、最高のホストファミリーに恵まれ、ニュージーランド出身のホストファーザー、イギリス出身のホストマザー、タイ・中国からの留学生と私との、みんな出身国の違うインターナショナルな5人での生活でした。毎日のように、一日の出来事を話したり、文化の違いを話したり、夢の話をしたりと、毎晩の夕食の時間は、至福の時でした。日本での生活や、目まぐるしく過ぎていく創価大学での生活とは打って変わり、同じ時計なのかな?と感じるくらいゆったりとした雰囲気のニュージーランドの環境で、まるで昔から知っているかのように私のことを本当に理解してくれていたホストペアレントのおかげで、何があっても、”Never mind!!”と跳ね飛ばしていくのよ!と最高の楽観主義の言葉と、褒めて伸ばす文化の環境で、語学力だけでなく人間的にも成長させてもらいました。

留学生活では、語学の壁、人間関係、文化の違い、何よりも自分自身の弱さ、臆病さとの戦いでした。でもどんな状態にあっても、自分にしかできない留学をしようと決め、心身共に大きくなって約一年間の留学生活を終えることができました。

帰国後には、留学経験を含め、創大で学んだ全てを未来の宝である子どもたちに伝えていきたいと思い、中学生のときからの英語教師になるという夢を叶えるため、教員採用試験に挑戦しました。その結果、晴れて東京都・愛知県から合格をいただき、4月からは東京都八王子市の公立中学校で英語教師として働くことが決まりました。創立者の「教師は最大の教育環境である」との言葉を胸に、子どもたち一人一人の可能性を信じ抜き、誰よりも子どもたちの幸福のために祈り動いていくキラキラ輝く教師になっていきます。

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