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2017年05月08日

本学法学部・山田隆司准教授の著書『戦後史で読む憲法判例』が朝日新聞読書面で紹介

 本学法学部・山田隆司准教授の著書『戦後史で読む憲法判例』が、4月30日付の朝日新聞読書面の山室信一(京都大学名誉教授)の「ひもとく 憲法施行70年」で紹介されました。紙面で山室教授は、「憲法訴訟と司法判断がいかなる時代状況を背景に重ねられてきたかについて知る良書」と評しました。

 昨年6月に日本評論社より出版された同書では、戦後史のなかに憲法の重要判例を落とし込み、時代背景と裁判の事実関係、地裁・高裁・最高裁の判決内容とその影響について様々な事例を通して詳しく解説しています。「人権を考える」、「平和主義と自衛隊」、「統治機構をめぐる問題」の3部16章立てとなっています。

 同書について山田准教授は、「憲法判例を理解するうえで、事件の舞台となった時代状況を知っていた方が格段におもしろいです。沖縄返還をめぐる密約が問題になった西山事件、後に駐日アメリカ大使と最高裁長官の密談が明らかになった砂川事件など17件の判例・事件を解説しました。今、大学で憲法を学ぶ学生でも、その時代の『空気』をできるだけ吸い込み、当時の感覚に近づいて事件に迫れるよう、戦後史の中に憲法判例を位置づけた教科書らしくない憲法の本です」と述べました。

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