ニュース

2017年07月13日

本学で「第78回仏教学懇話会」が開催されました

講演する方一新博士

講演する方一新博士
 本学の国際仏教学高等研究所(所長:辛嶋静志教授)が主催する「第78回仏教学懇話会」が、6月29日(木)に本学中央教育棟で開催されました。漢語の歴史で、仏典漢語を含む中古漢語の研究で著名な、中国・浙江大学の、方一新博士と王雲路博士が講演しました。

 方博士と王博士は、これまで『中古漢語語詞釈』・『中古漢語読本』などの出版、漢語研究の専門学術誌 『漢語史學報』を編集し、この分野を牽引する研究者です。

 はじめに、方博士が『太子須大拏経』から古写経と刊本との対校を考察する」というテーマで、話をしました。『太子須大拏経』という有名な物語を描いた経典を例にして、日本に残る古い写本と歴代の大蔵経刊本とを比較することの重要性について語りました。その後、王博士が「二つの中古漢訳仏典から古写経と刊本との対校の価値を考察する」のテーマで発表しました。仏の伝記を記した『中本起経』と、仏の説示を偈頌にした『出曜経』という二つの古い漢訳を材料にして、敦煌写本と刊本大蔵経との比較・校勘について述べました。

講演する王雲路博士

講演する王雲路博士