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2016年04月08日

工学研究科大学院生の論文がアメリカの科学雑誌に掲載され表紙を飾りました

アメリカの科学雑誌「Developmental Biology」

アメリカの科学雑誌「Developmental Biology」
 本学工学研究科生命情報工学専攻・博士後期課程の伊藤和義さんの論文が、アメリカの科学雑誌「Developmental Biology」に掲載され、表紙を飾りました。
1959年に発刊された「Developmental Biology」は、アメリカ発生生物学会の公式雑誌であり、動物や植物の発生メカニズムの研究論文が掲載されます。

 論文のタイトルは「Mucin-type core 1 glycans regulate the localization of neuromuscular junctions and establishment of muscle cell architecture in Drosophila」で、モデル生物のショウジョウバエにおいて、O-結合型糖鎖の1つであるムチン型糖鎖(T抗原)が、神経筋接合部の形成部位の決定と、筋細胞構造の形成に機能することを明らかにしました。
 ムチン型糖鎖は一般的に、上皮細胞の表面に存在し、細胞を保護する役割を担っていますが、伊藤さんはムチン型糖鎖が神経筋接合部および筋肉で機能することを新たに発見しました。

 伊藤さんは、「大学4年生から今回の論文につながるテーマで研究に取り組んできましたが、途中で何度か研究が振り出しに戻りました。それでもあきらめずに地道に研究を続けてきたことが成果にあらわれたと思います。ご指導をいただいた指導教授の西原祥子教授には本当に感謝しています」と語りました。
 指導を担当する西原教授は、「これまでの苦労が実って嬉しく思います。科学雑誌の表紙を飾ることはめったにないことなので、大変な名誉です。伊藤さんの絶え間ない努力の賜物です。これからも研究者として、ますます頑張ってもらいたいと思っています」と期待を寄せました。

■論文タイトル:Mucin-type core 1 glycans regulate the localization of neuromuscular junctions and establishment of muscle cell architecture in Drosophila (Developmental Biology. 1 April 2016, Volume 412, Issue 1, Pages 114-127.)
※以下のURLにアクセスすると論文を自由に閲覧することができます(期限:2016年5月14日)。
  • http://authors.elsevier.com/a/1SmI32mzT9y9A

  • ※以下のURLにアクセスすると表紙画像(高解像度)とその説明文を閲覧することができます(期限:2016年6月)
  • http://www.journals.elsevier.com/developmental-biology/cover-of-the-week/volume-412-issue-1-1st-april-2016/