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マレーシア公開大学から創立者へ名誉人文学博士号授与

2009.02.24

 2月24日(火)、創立者池田大作先生に対する、マレーシア公開大学からの「名誉人文学博士号」授与式が東京都内で行われました。これは、創立者の教育の力で世界の平和と人類の幸福を促進する業績を讃え贈られたものです。授与式には同大学のジーン・アブドゥラ総長(マレーシア首相夫人)、アヌワール・アリ学長夫妻、マンソール・ファジル上級副学長、マレーシアのモハメッド・ラジィ駐日大使夫妻らが出席しました。

 “全ての人のための大学”を理念に掲げるマレーシア公開大学は、2000年8月、国内初の通信教育の学府として、11の国立大学が母体となって設立されました。全国、海外に学習センターを擁し、オンライン学習を中心に教育、経営、情報技術など70を超えるプログラムを開設。奨学金制度も充実しており、年齢、場所、経済状況を超え、現在までに、世界約20カ国で、のべ7万8000人が学んできました。
 マレー文学の古典『アブドゥッラー物語』には、「すべての人に教育を。それが、子々孫々に利益をもたらすだろう」との民衆のための教育の精神が謳われています。
 アヌワール学長はあいさつの中で「一国の運命は、その国民の能力にかかっていると私たちは考えます。したがって、マレーシア公開大学は、公開学習と遠隔教育を通して高等教育を提供することによって、マレーシア国民の能力開発に貢献できることを誇りに思います。何らかの理由で学問を続けられなかった人びとに第二のチャンスを与え、そうした方々のために道を開いてきました。今日までの卒業生は1万3000人を超え、うれしいことに、彼らが就職で優位に立てる力を与えることができました」と語り、近年、人的資本を開発しゆく教育に力を入れるマレーシアをリードする取り組みに言及しました。

 マンソール上級副学長は授章の辞で「池田大作博士が、初めてドイツのブランデンブルク門を訪問されたのは1961年10月でした。ベルリンの壁が、二つの異なるイデオロギーのもと、一つの都市の市民を分断する象徴となった姿を目の当たりにされました。友人、家族、愛する者を突然引き離した壁は、人間同士の大切な絆を断ち切ってしまったのです。池田博士は、ベルリンの壁に悲しみを見ました。門を見上げながら、池田博士は力強い確信を持って同行のメンバーに語りました。『30年後には、きっと、このベルリンの壁は取り払われているだろう』それが博士の平和と人間主義への深き信念でした。第二次世界大戦後の混乱期にあっても、苦悩にあえぐ民衆の救済のために、身を粉にして戦い抜かれました。そして、何よりも博士は、政治的イデオロギーにかかわらず、すべての指導者の間に架け橋を築き、対話の道を開いていくことによって、世界平和は必ず実現するとの信念を持っていました。世界平和への活動を成し遂げるための秘訣は、との問いに対して、博士はこのように応えておられます。『特効薬のようなものはないよ』『私がやろうとしているのは“対話”だよ。西側の首脳とも、東側の首脳とも、一人の人間として、真剣に語り合うことだ。どんな指導者であれ、また、強大な権力者であれ、人間は人間なんだよ』博士は、この言葉を実践する絶え間ない努力の中で、第二次世界大戦直後の当時には、考えられないようなところまで、足を運ばれました。その一つがソビエト連邦です。博士にある人が言いました。宗教否定の国になぜ行くのかと。博士の答えは実に明快で、真の仏法の教えである、誠実、思いやり、慈悲の心を蘇らせる言葉でした。『そこに、人間がいるからです。人間に会いに私は行くのです。共産主義の国であろうが、資本主義の国であろうが、そこにいるのは、平和を願う、同じ人間ではないですか。ですから私は、その人間の心と心に橋を架け、結ぶために行くんです。それが平和への、最も確かな道であるというのが私の信念です』池田博士の使命は、社会的、文化的、政治的な境界を超えた、真の人間主義の探求を象徴しています。博士の基本理念は簡潔です。『それは、平和主義であり、文化主義であり、教育主義です。その根底は人間主義です』
 真に世界的な人物として、池田博士は世界各地の多くの高等教育機関の一員となっています。モスクワ大学、北京大学、南京大学、中国社会科学院、サントドミンゴ自治大学をはじめ、世界五大陸の大学等から、数々の名誉学術称号を贈られております。これらの大学に連なり、マレーシア公開大学は、大いなる誇りをもって、人間主義と世界平和への多大なる貢献を讃え、池田大作氏に、最高の学術的栄誉である名誉人文学博士号を授与いたします」とスピーチしました。

 ジーン・アブドゥラ総長はあいさつの中で「池田博士は、本学名誉博士号の初の外国人受章者であります。私は、博士が多忙にもかかわらず、美しい自然の写真や文章を残されていることに、大変に感銘を受けました。そして、哲学的な行動と慈悲の心をもって、世界の諸問題の解決のために、多くの指導者と語らいを行っておられる。この博士の偉大なる献身によって、私たちの大学が照らされていくのであります。国民に力を与えることによってのみ、国は前進します。そして、国境なき現代世界において、価値を持ち続けることができるのです。今日の世界経済は、すべての国にとって大きな懸念です。広く認められていることですが、経済が不安定な時こそ技能をさらに向上させ、新たなことを習得し、より良い将来に備えるべきです。創価大学と本学には共通の取り組みがあります。それは、どのような境遇の人であっても、教育を通し豊かな人間になっていくことです。そして将来、創価大学とマレーシア公開大学が、互いに関心のあるプロジェクトを共同して行う方途が見つかると思います。このような協力は、両大学の関係を一層強化すると共に、互いから学びあい、新たな可能性を開いていくものと思います。本日の式典を格別に意義深いものとしてくださった池田博士、ならびに創価大学の素晴らしい皆さまに対し、重ねて心よりお祝い申し上げます」と述べました。

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