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韓国・弘益大学から創立者へ名誉文学博士号授与

2009.09.04

 9月4日(金)、創立者池田大作先生に対する、韓国・弘益大学(李勉榮理事長、権明光総長)からの「名誉文学博士号」授与式が本学本部棟で行われました。これは、創立者の日韓を結ぶ教育・文化・平和への偉大な功績を讃え贈られたものです。授与式には同大学の金完哲総長代行、金東憲企画処長一行が出席し、本学の山本学長、石井短大学長らとともに、学生の代表が歓迎しました。

 首都ソウルにメーンキャンパスを置く弘益大学は、1946年に創立され、現在9の単科大学などに1万4500人の学生が学び、韓国政府の委嘱による大学教育協議会の2008年度「優秀大学」に認定されるなど、名門大学で知られます。特に芸術学部は韓国最高峰で、人間国宝や国際的な芸術家を輩出しており、韓国芸術界の錚々たる顔ぶれが同大学の出身者です。

 金総長代行は授与の辞で「池田博士が世界で最も卓越した指導者として尊敬を受けている方であることは、1975年にモスクワ大学から名誉博士号を初めてご受章されて以来、世界五大陸から250を超える名誉学術称号を受章されているという一点が証明しております。67年に欧州統合の父であるクーデンホーフ・カレルギー伯、72年の世界的歴史学者である英国のトインビー博士をはじめ、周恩来総理、ゴルバチョフ大統領など世界をリードする指揮者、指導者との対話を展開されました。不信と分断の『戦争の20世紀』を、誠信の対話により、信頼と結合の『平和の21世紀』へと導かれました。それは、人種、国境、イデオロギーを超え、世界の一人ひとりの心の中に希望の光明を、人類文明の方途に平和の松明を灯さんとする、壮大な文化運動でありました。わが国との交流においても、90年9月に初めて訪韓されて以来、東京富士美術館所蔵『西洋絵画名品展』の開催、本学をはじめ数多くの大学との交流など、平和・文化・教育を基調とした潮流をつくってこられました。これは、それまでの韓日交流が政治や経済が中心であったことを考えると、まさに画期的なことでありました。何より、我が国に対して『文化大恩の国』『師匠の国』とまで温かい言葉をかけられ、世界の青年たちに、そして国家指導者たちに向けて、この勇気ある言葉を訴えながら、今日の民間交流の扉を敢然と開いてくださいました。さらに私どもは、池田博士がこれまで、わが国、また日本に暮らすわが同胞たちに贈られた随筆と詩に接し、感動せずにはおられませんでした。差別に苦しむある在日韓国人の女子学生に、次のような言葉を贈られたと伺いました。『元来、人間には国境なぞなかった。それが、いつしか人為的に国境がつくられていった。ゆえに、私どもは、国境の奥の次元の人間連帯に到達し、生きゆくことを忘れまい』隣国の日本に、アジア、世界との真の友好・平和を願う方がおられることに驚きと感謝の思いを禁じえません。私どもは、池田博士が半世紀近くにわたり、韓国・中国・ロシアなどをはじめとして、道なき道を開いてこられた行動が、本来なら賞賛されるべきであるにもかかわらず、日本ではいわれなき批判や中傷を受けてこられたこともよく存じております。日本や韓国に限らず、歴史的な偉業を成し遂げようとする先駆者は、常に茨の道を歩んでおります。わが大学の建学理念は、校名にも関している“弘益人間”です。その意味は、『広く世界の人類に奉仕する有益な人間とならん、広く人類に奉仕する人間教育をなさん』という、『人間教育の普遍の精神』であります。わが大学は、この建学理念に照らして、名誉文学博士号の授与をもって、池田博士を讃えたいのであります」とスピーチしました。

 2001年1月、本学と弘益大学は学術交流協定を締結しました。学生交流は約20年前から行われ、本学のハングル文化研究会が毎年夏ごとに訪問を続け、友好を温めてきました。
金総長代行は「今から20年近くも前に、創価大学のハングル文化研究会の学生数人が、韓国の学生と交流したいとの一心で、わが大学を訪問しました。当時、総長であった李理事長は、日本からの突然の来訪者を歓迎しました。学生たちはそれ以来、今日に至るまで、毎年わが大学を訪問し、学生との交流を重ねてきました。帰国後、学生たちは真心の礼状をしたため、それを特製の和紙に包み贈ってくださいました。理事長は私たち教職員に、この学生たちの真摯で誠実な姿を見習うべきだと繰り返し話していました。“大学は学生の姿で評価できる”とも言われています。私自身も語学研修で来訪した創価大学の学生を歓迎し、懇談したことがありますが、隣国友好を心に刻み、世界市民になろうと努力する姿こそ、最も正しい道であると確信いたします」と語りました。

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