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ブラジル・マラニョン公共政策学院から創立者へ名誉教授称号授与

2009.09.26

 9月26日(現地時間)、サンパウロ市において、ブラジル・マラニョン公共政策学院から、創立者池田大作先生に「名誉教授称号」が授与されました。また、マラニョン社会経済・地図測量研究所からは「名誉研究員」称号が贈られました。

 マラニョン公共政策学院は、民主主義に根差した倫理観を広げゆく市民を育成するため、2001年9月、マラニョン州の州都サンルイス市に創立されました。これまで公共政策に従事するリーダーや専門家育成のため、幅広い知識を提供し、サンパウロ大学に設立された「サンパウロ公共政策学院」を端緒として、「公共政策学院」のネットワークが国内10ヵ所に広がっています。
 同じくサンルイス市に拠点を置くマラニョン社会経済・地図測量研究所の淵源は、1897年に発足したマラニョン州統計総局にあり、現在は州企画予算庁直轄の独立法人です。

 マラニョン公共政策学院のエリセイラ学長は授与の辞で「30年以上前、ブラジリアの書店で偶然、池田大作博士の著書を手に入れました。スイスの心理学者カール・ユングの言葉を借りれば、すべての事象は関連していることから偶然ではないとも言えますが、その著書とは、西洋最大の歴史家であり、『歴史の研究』の著者として知られるイギリスのアーノルド・トインビーとの素晴らしい対談集『生への選択』(邦題は『21世紀への対話』)でした。対談集では、現在だけでなく、未来についても語り合われていました。例えば、世界の統合化がなされるとの予測をもとに、経済力、政治力、技術力、軍事力などのあらゆる違いを超えて、世界の諸民族を一つに結びゆく哲学の必要性などが論じ合われていました。そこには、苦しみにあえぐ民衆が平和に共存し、生命の尊厳を守っていくための根本的な教訓がありました。“トインビー・池田対談”は不滅の名著であり、今改めて取り上げられるべき著作ではないでしょうか。なぜなら、二人が語っていることが今日、現実のものとなっているからです。ユダヤ教やキリスト教的な伝統で、それらを“予言”と言う人もいるかもしれません。池田博士は、人間の意識を最大限に研ぎ澄まし、最高の良心を体現した方であるからこそ、未来を予見することができるのです。また、対談で私が気付いたことは、博士が人類を包みこむ人間性と大義を持たれているということです。私は、法律を専門にしており、常に人間として守るべき道義―――つまり大義をもとに、個人やグループ間の争いを解決しています。池田博士の大義とは、いわゆる一民族や一グループといった狭い範疇のものではありません。人類普遍の権利や人間と自然の健全な関係への理解、他者の立場になって考えていく感受性、隣人を認める寛容の精神、そして、私たち西洋文化の言葉で表現すれば“慈愛”の心です。“慈愛”を、仏教では“慈悲”と呼び、愛と平和の価値、連帯感を持って人間が成長していくための根本となるものです。今回の授与は、博士が世界中で展開される偉大な業績のすべてを讃えるには、ささやかかもしれません。しかし、私たちは博士を讃えずにはいられないのです」とスピーチしました。

 続いて、マラニョン社会経済・地図測量研究所のシルバ前所長は授与の辞で「私はただ今、『名誉研究員』の称号を、世界市民であり、偉大な人間主義者であられる池田博士に授与するに至った理由と目的を明らかに致しました。博士は、人類の知恵の構築へ、20世紀最大の貢献を果たされた、知的リーダーであり、精神的リーダーであります。自身と他者、人間と自然との調和を提唱され、平等と環境保護の精神にあふれています。暴力と戦争が未だに存在し、繰り返されている現代社会の状況を乗り越えるためにも、“平和の文化”を世界的に広めてこられた池田博士の文化・教育の行動を讃えたいのです」と述べました。

 最後に、マラニョン公共政策学院と学術協定を結び、昨年(2008年)創立者池田先生に名誉博士号を授与したアニャンゲイラ大学のサントス法務社会部長が、同大学のオリベイラ総長から寄せられた「池田大作講座」開設の趣意書を朗読。「アニャンゲイラ大学は、ブラジル社会の諸問題を解決しゆく方途を見出し、常に平和を探求し、人権を擁護しゆくことを目的に、『池田大作講座』を開設いたします。池田博士の推進する平和、人権などの分野で、各界の識者を招き、講義やセミナー積極的に行ってまいります」と読みあげました。

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