2012.01.12
1月12日(木)、中国の中央財経大学から、創立者池田大作先生に「名誉教授称号」が授与されました。これは、創立者がいち早く日中国交正常化を提言し、両国の友好を促進してきた功績を讃え贈られたものです。授与式は、北京市内の同大学学術ホールで挙行され、胡樹祥校務委員会主任、李俊生副学長らが出席。本学の池田博正理事が代理で授与を受けました。
世界経済を牽引する中国。その経済発展を力強くリードする、多くの優秀な人材を輩出し続けているのが、1949年、新中国の成立直後に、財政・経済の高等教育機関として創設された中央財経大学です。国家重点大学の一つに指定され、金融学、地域経済学、国際貿易学など、各分野で先進的な教育・研究を行っています。応用経済学では、中国の大学ランキングで3位に位置し(2009年)、経済学、経営学において有数の実績を重ねています。中国人民銀行の戴相龍前総裁をはじめ、政府の財務関連部局や金融企業で活躍する経済・経営のエキスパートを数多く輩出。国際交流も活発に推進しており、世界20カ国・地域、80の大学・教育機関と交流関係を結んでいます。近年には日本語学科が設立され、日本語のみで会計学を学ぶコースも設けられ、日本をはじめ、アジア諸国との交流を押し進めています。
李副学長はあいさつの中で「池田先生は、我々にとって、敬慕してきた大先輩であります。中日国交正常化を積極的に進めてこられ、長い間にわたって、中日両国の友好事業に対して多大な貢献をされてきました。まさに、中国にとっては古い友人であり、中日両国における平和の使者であられます」「今年は、中日国交正常化40周年という、この特別な年にあたり、しかも新年のはじまりのときに、本学名誉教授称号を受けていただき、光栄の至りです」「私たちは、池田先生が該博であられ、研究の範囲が極めて広いことを知っております。さらに先生は、極めて著名な教育者、社会活動家、哲学者、写真家であり、それぞれの分野で優れた評価を受けておられます」と述べ、日本は中国にとって一衣帯水の隣国であるとし、自身が幼少のころから名を知り、最も印象が深かった日本人の一人が池田先生であったと語り、授与の理由を次のように語りました。「池田先生に本学の名誉教授に就任していただくことは、今後、本校の教育と研究の面において、必ずや大きな支えとなり、多大な財産となることと確信しております」「本学はこれまで、著名なノーベル経済学賞受賞者などを名誉教授に招聘してきましたが、池田先生への名誉教授称号の授与は、何よりも光栄であり、特別なものです。総合大学として飛躍するための、重要な一ページとなりました」「今回の授与は、中日友好の事業が新しい段階に入ることを象徴するものです」とスピーチしました。
本学創立者の池田大作先生は代読された謝辞の中で「改革開放を断行された鄧小平副総理が、貴大学を大切にされた歴史も、学ばせていただいております。私自身、鄧副総理とは、2度にわたって、忘れ得ぬ対話を重ねさせていただきました。鄧副総理は、経済建設においても『鍵は人間にある』と強調されております。私も、まったく同感であります。経済を動かすのも、人間。平和を創出するのも、人間。すべては人間をつくることから始まります。わが創価教育の創始者である牧口常三郎先生も、1930年、あの世界大恐慌の渦中に、教育をもって『社会各方面の行詰りを打開する方策の根底を培わん』と宣言いたしました。そして、日本の国家主義の教育に対して、若き命の幸福のための教育を標榜し、勇気の精神闘争を貫いていったのであります。青年教育者の時代、貴国からの留学生とも交友を深め、貴国への侵略に憤怒する平和の闘士でありました。軍部政府に投獄され、最後は獄死を遂げております。私が、貴国との国交正常化をいち早く提唱した一つの源流も、ここにあります。『革命をやるにも、建設をやるにも、勇敢に思考し、勇敢に探索し、勇敢に創造する一群の闘将が必要なのだ』とは鄧小平副総理の至言でありました。まさしく、貴大学が模範を示されているように、永続的な経済発展も、困難があればあるほど、無限の智慧と創造力を発揮して応戦していく、人間それ自身の力の開発にありましょう。貴大学のシンボルは『乾坤を担ぐ龍馬』です。本日より、名誉ある貴大学の一員とさせていただき、天を舞う昇龍、地を疾駆する駿馬のごとく、地球文明の未来を担い立つ力ある人材を、さらに育成していくことを、お約束申し上げ、私の御礼とさせていただきます」と述べました。
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