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「トビタテ!留学JAPAN日本代表(1期生)」での留学経験を糧に、夢の実現に向けて社会にトビタツ!(2017年3月17日) 

永田 観月さん

経済学部経済学科4年 

「人々の可能性を引き出すことのできる社会を築きたい」との夢の実現にむけ、挑戦と努力を続けた永田さん。創価大学での5年間の学生生活を終え、今春(2017年)から第1志望であった大手電機メーカーに就職する。大学3年次には、国が2014年に官民協働でグローバルリーダーの育成を目的に開始した「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第1期生に採用され、アメリカ・ニューヨーク州立大学への留学を経験。帰国後もラオスでのボランティア、就職活動など挑戦の日々を歩みました。
永田さんに海外留学を通して学んだこと、ボランティア先で定まった夢などについて話を聞きました。

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム:文部科学省が2014年に創設した官民協働海外留学支援制度です。2020年までに日本の若者の留学人口を2倍に増やすことを目標に掲げています。本プログラムでは、学生が立案・作成した留学計画で、特に海外インターンシップやボランティア、フィールドワークなどの実践活動を焦点にしたものを支援対象とし、事前・事後の研修などを通して、グローバル人材としての資質を磨くことを目的としています。合格した学生には、民間からの寄付を原資とした奨学金が給付されます。

卒業と就職内定、おめでとうございます。

ゼミの仲間との記念撮影

ゼミの仲間との記念撮影
 ありがとうございます!第1志望だった大手電機メーカーから内定をいただくことができました。入学時の自分では想像できないほど成長できました。英語で経済学を学ぶIP(International Program)やゼミでの学びとともに、身近な先輩が海外での留学経験などを語ってくれたことや、高い志をもって学ぶ同学年の友達の姿に刺激を受け、成長志向を持って走り続けることができました。
 入学当初、所属していた国際連合研究会のクラブで、紛争や人権等の国際問題について、自分が学びたいテーマを研究し、どうすれば解決できるのかを真剣に議論する先輩の姿に触れ、高校までとは違って大学では学問を追及し、主体的に学ぶことが大事だと感じました。

ゼミでビジネスコンテストにも挑戦

ゼミでビジネスコンテストにも挑戦
 1年の冬に、初めての海外経験となるニューヨークの国連本部を訪問した際、元国連事務次長のアンワルル・K・チョウドリ氏との懇談や卒業生の方の話を聞くなかで、語学力、専門性、行動力と全てに“世界基準”の実力をつけるためにも留学したいと思うとともに、失敗してもいいから何事もまずやってみることが大事だと思うようになりました。
 まずは英語を徹底して身につけようと、2年次は図書館にこもってTOEFLを集中的に勉強しました。図書館のお気に入りの席を確保するために開館30分前から自動ドアの前に並んでいました(笑)。そして、留学について様々な情報を集めているとき、大学のポータルサイトで「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」が開始することを知りました。

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の1期生として、見事合格されたんですね。

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの事前研修にて

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの事前研修にて
 「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、将来世界で活躍できるグローバルリーダーを育成するため、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む政府肝いりのプロジェクトです。合格すれば奨学金も給付されます。募集コースは、「理系、複合・融合系人材コース」、「新興国コース」、「世界トップレベル大学等コース」、「多様性人材コース」の4つがあります。私は、国籍や人種など異なるバックグラウンドを持つ学生が集う場所で学びたいと考えており、アメリカの総合大学であるニューヨーク州立大学ニューパルツ校で、女性教育やマーケティングを中心に学ぶ予定でしたので、「世界トップレベル大学等コース」に申請しました。
 選考は書類審査による1次審査、面接・グループディスカッション・プレゼンテーションと多面的に評価される2次選考があります。1次査を通過した後の2次選考では、これまでキャリアセンター主催のグローバルリーダーカレッジでのトレーニング、経済学部や国際連合研究会での学びや経験が活きて、自分の考えをしっかりと伝えることができました。面接官を務めていた企業の人事担当者からは、「大学で素晴らしい教育を受けてきたんですね。世界を意識して学ばれてきたことがよくわりました」と言ってもらえました。そして、大学3年の6月、5.3倍(応募1,700人、合格323人)の選抜を経て、創価大学から私を含めて3名が1期生として合格しました。

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」合格後は、どのようなことが求められますか?

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの1期生で記念撮影

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムの1期生で記念撮影
 留学の事前に研修がありました。グローバル展開する企業のトップによる講演や留学計画や留学後の学びの共有などを行います。留学中には、現地での生活費、渡航費、学費の一部が給付奨学金として支給されます。ニューヨークは物価が高い地域だったので、支給額も他の地域と比べて多く、手厚い奨学金が給付され、経済的な面でとても助かりました。
 帰国後は留学経験をまとめて発表する留学報告会の他、海外体験の魅力を伝えるエヴァンジェリスト(伝道師)として日本全体の留学機運を高めることに貢献することが期待されており、講演会や広報物の制作などで協力依頼の声がかかることもあります。その他、「トビタテ!留学JAPAN」独自のコミュニティに参加でき、歴代の派遣留学生や支援企業の方々との交流することもできます。
 現在、6期生までで創価大学からは25名が合格しており、私立大学では6番目に多いと聞いています。合否はともかく申請書の作成や選考を通して、自分の留学計画を具体的にする機会でもあります。留学を考えているのであれば積極的に応募したほうがいいです。

そして、ニューヨーク州立大学に留学しましたね。

アメリカ留学中にお世話になった先輩と

アメリカ留学中にお世話になった先輩と
 ニューヨーク州立大学では、主にマーケティングと女性の社会進出を中心に、心理学や社会学等にも関心をもって学びました。大教室での講義形式と少人数でのゼミ形式の授業があり、日本人が1人しかいない環境で現地の学生に混じって授業を受けることが多かったです。翌週の授業までにエッセイを書いて提出することや、100ページほど教材を読んで感想をまとめてくるなど課題の多さに圧倒され、思うように勉強が進まないことに落ち込むこともありました。特にショックだったのは、何とか提出できたエッセイに対し、担当教員から「What?」とだけ赤字で書かれて戻ってきたことでした。その度、「世界トップレベルの環境で学ぶために、価値観の異なる人達の中で学ぶためにここに来たんだ」と自分に言い聞かせ、担当教員の研究室に、ドキドキしながら修正したエッセイを持って、英語で説明に伺うなど、もがきながらも何とかくらいつき、留学生活を送ることができました。

様々な国から集った学生と交流

様々な国から集った学生と交流
 また、一言も聞き逃さないと真剣に受講する私の姿勢に、教員が関心を持ってくれ、取り扱う様々なケースに関して「日本の場合はどうなの?」と声をかけてくれたことは嬉しかったです。
 留学期間中、異なる環境での経験を通して、自分の考えをしっかりと主張することや、相手の意見や考えを受け入れることを学びました。

印象に残っている留学中の出会いはありますか?

モンホックマウンテン頂上からの景色

モンホックマウンテン頂上からの景色
 留学先の大学ではクラブ活動も経験しました。所属したISU(International Student Union)という団体では、様々な国から集った学生が互いに自国の文化等を紹介するなど国際色豊かな活動をしています。それぞれの国の踊りを紹介するイベントがあり、日本からの留学生によびかけ人生で初めてソーラン節を踊りました。
 そのクラブで仲良くなった友達にネパールから来ている留学生がいました。いつも元気で明るく、誰とでも仲良くなる社交的な性格です。留学中の2015年4月、ネパール大震災が発生しました。彼の故郷も大きな被害に遭い、実家の家は全壊し、家族が困難な生活をしていると落胆した表情で話してくれました。

ニューヨークで出会った仲間たちと

ニューヨークで出会った仲間たちと
 しかし、彼は今いる場所でネパールのために行動を起こそうと考え、学内で募金活動を開始しました。故郷の一日も早い復旧・復興のために涙を流しながら真剣に訴える姿に心を打たれました。また、その彼の姿に対して、多くの教員や学生が賛同し、授業内でも募金を呼びかけることが認められるなど、困っている人を助けるといった寛容な心に触れました。
 これまで世界で起きている問題に対して、自分が直接関われることは難しいと思っていましたが、大震災の被害を受けた故郷のために行動する彼の姿とそれに協力する学生の姿を通して、自分にできることを考えて行動することの大事さを痛感しました。

帰国して5日後には、今度はボランティアでラオスに行ったんですね。

ラオスで子ども達に英語を教える

ラオスで子ども達に英語を教える
 日本に帰国した5日後から約3週間、今度は東南アジアのラオスに行き、女性の自立を支援するボランティアに参加しました。現地では、植物性石鹸をつくる作業や、子どもたちに英語を教えるなどのボランティアを現地の方と一緒に行いました。
 ボランティア活動の拠点となるレストランはラオス郊外にあり、レストランに隣接するロッジで生活していたので、ベッドの上にはヤモリが死んでいたり、川で洗濯するなど、5日前まで住んでいたニューヨークから、時代がタイムスリップした感覚でした(笑)。もちろんインターネットもWIFIも通じません。

そこで目にした日本製の電化製品に心がひかれ、卒業後の進路が定まったんですね。

女性の自立支援をサポートするボランティアに参加

女性の自立支援をサポートするボランティアに参加
 ボランティア活動をしている時、ボロボロになっても使用されている日本製の電化製品が目に入りました。ラオス郊外の村でも日本の電化製品が使われており、村の人達の生活を支えていることに日本人として感動と喜びを感じました。その反面、ニューヨークや日本であたり前のように生活している環境が恵まれていることを肌で実感しました。
 また、ある家族が初めて洗濯機を購入し、使用する場面に遭遇しました。ボタンを押すと水が出てくる様子に目を輝かせる子どもたちの姿や、これまで川で洗濯していた奥さんが喜ぶ表情を目の当たりしました。

ボランティア活動をしていた場所

ボランティア活動をしていた場所
 洗濯機などの電化製品が普及することで、女性の働く機会が増えたり、子どもの教育にも時間がかけられる等、村の人達の可能性がもっと広がると思いました。帰国後、家電事業の仕事を通して、人の生活を豊かにし、生き生きと自分の持つ可能性を存分に発揮できる環境づくりに貢献したいと思い就職活動をし、第1志望だった大手電機メーカーから内定をいただきました。

最後に、後輩に一言お願いします!

一緒にラオスへ行った友人と

一緒にラオスへ行った友人と
 創価大学は自分が成長しようと思った分だけ、それを伸ばしてくれる環境があります。留学のことなら国際課、就職や進路のことだとキャリアセンターと親身になって相談にのってくれ、具体的にアドバイスしてくれます。教育環境も素晴らしいですが、教職員や先輩など、夢を応援してくれる心強いサポーターがたくさんいます。
 後輩の皆さんには、自分の限界を決めず、秘められた無限の可能性を信じ、何事にもチャレンジしてほしいと思います。失敗しても行動を起こすことで、今まで気づかなかった発見があります。私も大学生活で見つけた、「人々の可能性を引き出すことのできる社会を築きたい」との夢の実現へ挑戦を続けていきます。