• Tag:
  • 平成27年5月29日 講演会

2015年06月04日

平成27年5月29日 講演会

平成27年5月29日 講演会

昨年( 2014年 )4月に発足した「 創価大学男女共同参画推進センター 」( センター長:花見常幸教授 )の講演会が、5月29日に開催されました。

教職員および大学院生、学生ら50名が参加し、日本学術会議科学者委員会男女共同参画分科会委員・前首都大学東京ダイバーシティ推進室長の江原由美子( えはら・ゆみこ 首都大学東京大学院人文科学研究科教授 )氏をお招きして「 なぜ、いま改めて男女共同参画なのか? 〜 首都大学東京での取り組みを中心に 〜 」とのテーマで講演を行いました。

江原氏は「 大学を取り巻く環境と男女共同参画 」「 男女共同参画とダイバーシティ 」「 首都大学東京の取組と成果 」「 今後の課題 」などの項目について、各種のデータを示しながら説明。グローバル化が日本社会に与えた影響と大学の環境の変化の関係性について「 国内製造業の海外移転に伴う企業の大卒労働者への需要の変化 」「 男子の大学進学率増加の鈍化と女子の4年生大学進学率の急激な増加 」「 留学生受け入れへの期待 」を紹介し、大学の国際競争力を高めることが期待されていると強調しました。

その上で、各国と比べても日本では「 極めて女性研究者比率が低い 」ことが課題となっており、首都大学東京では、女性研究教員の比率を上げることが男女共同参画推進の上でも主な課題であったことを紹介しました。男女共同参画に関する首都大学東京の取組の状況では、2009年7月に男女共同参画プロジェクトチームが設置されてから、2015年3月に女性研究者支援の一環として首都大学東京の学内に維持地保育施設が開設されるまでの過程を紹介し、創価大学が今後、男女共同参画を強力に推進し、多様性を分ち合いながら男女ともに輝ける社会の構築を念願しました。

最後に、本学の馬場善久学長は「 本学では現在、女性教員の比率30%を目指しています。多様性をお互いに学びあい、女性が安心して研究活動に打ち込めるよう、また自身の価値を創造していけるように男女共同参画を推進していきたい 」と挨拶しました。

この講演会に関するアンケートの集計結果は こちら です。
ページ公開日:2015年06月04日