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2016年04月27日

創大生がアゼルバイジャンでの国連『文明の同盟(UNAOC)』グローバルフォーラムに参加、国連ニュースセンターでも紹介

国連『文明の同盟』(The United Nations Alliance of Civilizations-UNAOC-)は、2005年の第59回国際連合総会において、スペインの首相ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ氏により提案され、トルコの首相レジェップ・タイイップ・エルドアンが共同提案者の一人として発足した同盟で、異文化間対話、および宗教間対話と協力を活発化することにより、過激主義を克服する国際的行動を推進することを目指しています。

年次のフォーラムでは、地球という包括的な枠組での課題解決には、青年の目線と青年の連携が必須であるとYouthイベントを開催し、世界中から優秀で意欲溢れる青年たちが公募審査を経て集い合います。
120カ国150名が各国を代表して集った
120カ国150名が各国を代表して集った
4月25日から27日にかけてアゼルバイジャンのバクー行われた同フォーラムは、1日目にYouthイベントを開催。イベントでは、120カ国150名の世界の平和のために貢献しようとの青年が各国を代表し集い合い、”living together in inclusive societies(包括的社会で共に生きること)”とのテーマのもと3月よりスカイプを通してグル-プ討議を行ってきた成果を潘基文国連事務総長の特別大使やUNAOC大使らの前でプレゼンテーションの形で発表しました。150名が10のグループに分かれて行ったプレゼンテーションは、“メディア”“移民”“教育”“ヘイトスピーチ”“性差”“異文化”“異宗教”“青少年”“紛争地域”“平和構築”というそれぞれの視点からの”living together in inclusive societies”への挑戦と目標について行われました。

参加した本学の窄口修兵さん(法学部・3年)は、「友人からUNAOCのグローバルフォーラムプログラムの話を聞き、平和への熱い思いを持った青年が集って来ることが想像でき、是非とも挑戦したいと思いました。このプログラムの有意義さをまず実感したのは、150名の参加リストを見た時です。シリア、イラクなどの中東地域から、アフリカ諸国、ヨーロッパ諸国、オセアニア、アジア、アメリカなど文字通り世界中からの参加者がそのリストには連なっていました。まさに、宗教、政治的背景、経済状況をはじめ異なるバックグラウンドの青年たちが集いました。こういう中で対話に挑戦したい。語り合い、友情を築いていきたいと心から思いました。
3日間はあまりにも刺激が多く、あっという間ではありましたが、本当に実りの多いプログラムでした。プレゼンテーションの講評を下さった特別大使のAhmad Alhendami氏は“(みなさんが行ったプレゼンテーションのように)様々な伝え方、様々な考え方から平和は促進されるべきです。青年が必要です。青年が大切です。青年は未来です。青年は宝です”とコメントして下さいました。自分たちの可能性を感じてくださったことにとても嬉しく感じました。また、UNAOC大使のNassir Abdulaziz Al-Nasser氏は、“モチベーションを維持してください。自分で自分の背中を押して前進し続けてください。皆さんの未来は、むしろ厳しい状況の中で努力してこそ開かれていきます”との言葉を贈ってくれました。各国の皆と語り合うことで、見えた可能性もあれば、見えた現実の厳しさも感じました。だからこそ、モチベーションを維持し、努力していく中で未来を開いていけとの言葉はすごく心に響きました。
一人ひとりはこの地球上の小さな存在に過ぎないかもしれませんが、その一人ひとりがそれぞれの場所でそれぞれの役割を果たしていくことで、地道でも着実に変化を起こしていける。またそうでありたいと思いました。今回のプログラムを通し、一人の地球市民として、世界に平和をもたらす一要素になりたいと、強く思いました」と話しました。

また、国連ニュースセンターで同フォーラムに参加した窄口さんのコメントが紹介されました
ページ公開日:2016年04月27日