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2016年06月24日

法学部外交講演会を開催!

過日、在東ティモール大使の山本栄二さんをお招きして、法学部外交講演会を開催しました。

山本さんは、本学法学部の出身で外務省に入省後、ハーバード大学で修士を取得、その後、国連代表部公使、在韓国大使館公使、大臣官房審議官、在トロント総領事等を経て2014年7月より在東ティモール大使を務められています。

講演は、「外交の第一線と日本の課題-国際社会で働くということ-」とのテーマで行われ、多くの法学部生が聴講しました。山本さんからは、ご自身が関わられた実際の外交の第一線での様々なご経験についてお話をしていただきました。具体的には、漁業協定をめぐる対韓国外交の交渉過程、ポルポト時代にカンボジアで起きた大量虐殺の罪について裁く特別法廷の設置に国連が関与するための交渉に尽力し、国連とカンボジア政府との合意案を承認する国連総会決議を勝ち取ったこと、また、日本の対東ティモール外交などについて、興味深いお話がありました。

また、台頭する中国に日本がどう向き合っていくのか、少子高齢化社会となった日本が、外国人の受け入れも含めて今後いかなる国を目指すのかなどについて問題提起がなされ、学生からの質問にも丁寧に答えて下さいました。大学での勉学の大切さやグローバル社会で活躍するうえで大切なことなどについても述べられ、学生の将来に期待を寄せて下さいました。

参加した学生からは、
 
  • 「カンボジアでの残虐な出来事を解決させる一心で他の国との信頼関係を築きながら見事、裁判を成立させることができたお話は本当に感動しました」
  • 「山本さんのご講演を通して、現在の国際社会における外交のもつ力を学ぶ事が出来ました。また、山本さんのお話の中で、故郷の無い人は国際人ではないという言葉があり、日本人として誇りや意見を持つべきだと思いました」
  • 「大学時代には学問の基礎をしっかり学んでいくこと、国際人であるあるには重要な問題に対して自分の意見を持ちロジカルに語ることなど将来のために大切なことを教えていただき大変勉強になりました」

などの感想がありました。
ページ公開日:2016年06月24日
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