6月24日午後、M202教室において、本間佳子氏（本学法科大学院教授、弁護士、元JICA長期専門家）を招き、法学部主催の「グローバル・ロイヤーズ・プログラム講演会」が行われました。『世界の中で法律家は何ができるか』をテーマとするこの講演会には学生や教員など約50人が参加しました。

本間氏は、まず、創立者の「絶対に希望を失ってはならない。」等の言葉に励まされながら勉強に取り組み司法試験に合格した若き日々を振り返りました。司法試験合格後、弁護士として日系外国人の事件を扱ったことから、最も弱い立場にあるのが外国人と感じた本間氏は、世界を舞台にした仕事を志し、アメリカの大学院に留学、世界有数の規模を誇る法律事務所に勤務後、JICAの専門家としてカンボジアの民法などの制定と法曹養成に関わった経験を語りました。

現在、平和な社会建設のため提案できる自分にと、さらに新たな分野に挑戦をはじめた本間氏は、アメリカのロースクールで学ぶ条件等学生の多くの質問に答え、最後に、世界の中で法律家の３つの役割を示し講演会は終了しました。