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2016年07月08日

「国際平和・外交チュートリアル」の授業に外部講師来学!

「国際平和・外交コース」のコース科目である「国際平和・外交チュートリアル」の授業の中の「CSR企業演習②:企業と食」の回に、日本のリーディング・カンパニーの一つである株式会社 味の素の栗脇 啓氏をお招きし、味の素の事業を通じた価値創造の展開、および多様なCSR活動の広がりについてレクチャーをしていただきました。

栗脇氏からは、はじめに「うま味」の発見者・池田菊苗博士と、味の素グループの創業者である鈴木三郎助氏が、うま味を通じて粗食をおいしくし、国民の栄養を改善するという理念のもとに会社が始まったという原点が紹介されました。

その理念が、今日Ajinomoto Group Shared Value (ASV)という形での事業展開として発展を遂げ、それが国連による「持続可能な開発目標(SDGs)」の推進にも貢献しているということについてお話がありました。

その上で、現在、味の素が展開するいくつかの海外での事業についての説明がありました。第一に、BOPビジネスとしてのガーナ栄養改善プロジェクトについて。アミノ酸入りのサプリメント「KOKO Plus TM」の開発・販売をビジネスとして行うための最低ラインとしての価格帯とガーナの人々が購入できる価格帯の両方を満たしていくことの難しさを教えていただきました。

第二に、AINプログラムによる途上国の栄養改善プロジェクトについては、カンボジアのかものはしプロジェクトによる現地活動の様子を、映像を通して知ることができました。現地の方々が、栄養面における肉と野菜の違いを認識していなかったり、調理場を清潔にすべきという認識がないというところから始まり、そうした人々に対し食育を行っていくという地道な活動が紹介され、それらの取り組みが着実に実を結びつつあることを学びました。

さらに、ベトナムを事例として、途上国における「給食の果たす役割」を学ぶことができました。日本人が学校に通う中で自然と食育を受け、その恩恵を受けていたことを改めて確認したとともに、ベトナムの学校に栄養士を配置していくための味の素の地道な取り組みの重要性を確認することができ、講義は多くの気づきの場となりました。

皆さんも「国際平和・外交チュートリアル」で卒業後のキャリアについて考える最良の機会を手にしてみませんか!
ページ公開日:2016年07月08日
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