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2017年04月21日

本学が「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催しました

4月21日(金)、本学中央教育棟AB102教室で「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催し、文部科学省・高等教育企画課国際企画室の岩渕秀樹室長、広島大学の佐藤利行副学長、本学の馬場善久学長をはじめ、約150名の大学関係者らが参加しました。

本学は2014年に、国公私立37大学の一つとて文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に採択されました。報告会では、同事業で掲げた「人間教育の世界的拠点の構築~平和と持続可能な繁栄を先導する『世界市民』教育プログラム~」に向けた各種取り組みの成果や目標達成への今後の計画等を、学内外に発信することを目的として開催しました。

報告会では、馬場学長のあいさつの後、在韓国日本大使館に勤務経験のある文部科学省の岩渕室長が、韓国のグローバル人材育成の取り組みを紹介しながら、留学生の受け入れ促進による「国内大学の国際化」と日本人学生の海外留学による「グローバル人材の育成」を推進する同事業の意義を説明しました。
次は、本学グローバル・コア・センター長である小出稔教授(国際教養学部)が同事業の取り組みを報告。建学の精神のもと、新たな知力・人間力を備えた「創造的世界市民」を育成するとともに、多様性に富んだ「人間教育の世界的拠点」の構築を目指し、その目的を果たすための具体的な目標と現状の成果を発表しました。その後、経済学部長の勘坂純市教授が、海外からの留学生らが卒業に必要な全ての単位を英語で取得できるよう2016年度から同学部で開始した「SUCCEED Program」を紹介。葉豊源さん(マレーシア)とアラン・ミツノリ・オイカワ・マエハラさん(ブラジル)が学びの様子を伝えました。続いて、生駒比奈子さん(法学部3年、GCP6期)と大島輝一さん(国際教養学部4年)、第16回「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」(本年2月)に参加した模様を報告しました。
 
最後に、広島大学の佐藤利行副学長が「平和構築への大学の役割と期待」と題して講演しました。同事業の「タイプA:トップ型」採択校である広島大学の世界大学ランキングトップ100を目指した、多彩な取り組みを紹介し、同大学の理念五原則の一つである「平和を希求する精神」に基づき、平和科目を必修化していることを強調しました。
また今月6日に本学と「連携・協力に関する包括協定書」を調印したことに言及し、「平和という共通の理念を持つ大学として、その目的に向け、何ができるのかを共に考え、行動していきたいと思います。また、同事業の真の成果は学生の成長にあります。数値目標を立てて努力や工夫を重ねるなかで、学生の成長に繋げていけるかが重要であります。今後も連携しながら教育研究活動に取り組んでいきたいと思います」と述べました。
ページ公開日:2017年04月21日