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2017年05月30日

第6回講演会を開催

第6回講演会を開催

男女共同参画推進センター第6回講演会が開催されました。

本センターが主催する第6回講演会が、平成29年5月18日(木)16時35分より中央教育棟3階AW302教室にて盛大に開催され、学生、教職員約110名が参加しました。講師には、内閣府男女共同参画局上席政策調査員の原田麻里氏を迎え、「女性の活躍の現状と政府の取り組み」とのテーマの下で行われました。

原田麻里氏は、2006年に東京理科大学を卒業され、民間企業に勤められた後、2016年から内閣府男女共同参画局の上席政策調査員として、科学技術・学術分野における男女共同参画の推進や、企業におけるワークライフバランス改善のための管理職を対象としたトップセミナーの開催など、様々な政策に携わられています。
第6回講演会画像
講演会では、まず、女性の活躍が進んでいる企業は株式市場での評価が高く、経営効果が見られ、女性の活躍を推進することで、男女の枠を超えた働き方の改善につながることを事例を通して紹介されました。一方、第2次安倍政権発足後、日本の女性の社会進出は増加傾向にあるが、日本は諸外国と比べ、ジェンダーギャップ指数(男女間での格差を指数化したもの)の、経済参画や政治参画の値が低く、企業や政治の意思決定の場にまだまだ女性が少ない状況であると指摘され、企業に対して女性の活躍に関する情報を公開することを義務付けるなど、女性参画状況の見える化を推進している政府の取り組みを紹介、最後に「女性の活躍推進は男女共同参画に向けての方法の1つであり、ワークライフバランスの改善を通し、男性の働き方や家事・育児に関する意識を変革していく必要がある」と述べられました。その後の質疑応答では、参加者との活発な意見交換が行われました。

参加者からは「現在、日本でも、もっと女性が活躍できる社会を作るための制度改革が多数行われ、その結果が徐々に現れて来ているのだということがわかりました。女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場であるという言葉が印象的でした。女性の社会進出を促すとともに、全ての労働者にとって働きやすい職場をつくり、雇用形態の改善を目指していくべきだと思いました。また、女性の就業率が高まると同時に男性の家庭に対する意識が比例して上がっていけばいいなと思いました」(学部生・女子)、「初めて見るグラフやデータが多かったが、分かりやすかった。女性中心の話だと思っていたが、男性の話題もあり良かった」(学部生・男子)、「現状及び政府の取り組みが分かって良かった」(本学教員)等の感想が寄せられました。
ページ公開日:2017年05月30日