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2017年06月30日

本学経営学部の安田ゼミが「第18回物流環境大賞」で「物流連会長特別賞」を受賞しました!

一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第18回物流環境大賞」の授賞式が6月30日(金)に開催され、本学経営学部の黒田秀之さん、嶋津聖太さん、田村勇希さん、内山幸子さん、影山章子さん、中野智香子さん、中村薫さん、藤井愛さんのチーム(安田賢憲ゼミ・4年生・チーム名SKYSTACK)の「身近なところから始めよう~再配達削減プロジェクト」という取り組みが、「物流連会長特別賞」に選ばれました。

物流環境大賞は、一般社団法人日本物流団体連合会が2000年度に制定したものです。近年、物流分野においても環境問題への対応が益々重要となっている現状に鑑みて、物流部門における環境保全活動や環境啓蒙活動等の面で優れた功績を残された団体、企業又は個人を表彰する制度として設けられました。

安田ゼミSKYSTACKは、「身近なところから始めよう~再配達削減プロジェクト」のテーマで、宅配便の再配達問題について特に若者に向けたWEBサイトを開設するなどの啓発活動に取り組んでいます。WEBサイトでは、宅配便の再配達についての問題提起を行い、閲覧者が自分のライフスタイルに適した宅配サービスを見つけられるコンテンツを提供しています。

この度の受賞について、SKYSTACKのメンバーの一人である内山幸子さんは、「2015年度は年間7.2億個の宅配便の再配達が生じ、それにより9万人の労働力と42万トンものCO2が無駄に発生、その経済損失は2666億円に達したそうです。プロジェクト開始当初、再配達がこうした社会問題を引き起こしているということをほとんどの人が知らず、『再配達は社会問題』との認識を持つ人はほとんどいませんでした。それでも、『再配達を減らすために自分たちが出来ることをしよう』と皆で話し合い、企業や行政団体等へ訪問するなどし、活動を続けました。その中で徐々に理解の輪が広がり、今回、思いもかけず、このような賞を頂戴することができました。
再配達は、少しの意識の変革で解決に近づきます。これからも地道な努力を惜しまず、行動し続けることで社会に貢献できる人材へと成長していきたい」と受賞の喜びと決意を述べました。

また、安田賢憲准教授は「昨今、経営戦略論の分野では、ビジネスを用いて社会課題を解決することに関心が集まっています。こういったことをより深く学ぶためには、教科書で理論や事例を学ぶだけでなく、実際に、社会課題の現場に足を運び、自ら解決策を考え、その実現可能性を検証することが重要です。今回の取り組みは図らずも『物流ニッポン』『輸送経済』『物流ウィークリー』といった業界新聞でも紹介されました。担当教員として、彼らが誠実に、かつ真心をもって行動し、多くを学び、成長してくれたことがなにより嬉しいです」と語りました。
ページ公開日:2017年06月30日