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2017年06月21日

本学文学部・菅野博史教授の著書『中国法華思想的研究』が中国で出版されました

本学文学部・菅野博史教授の著書『中国法華思想的研究』が、2017年6月に中国(北京)の国際文化出版公司より出版されました。

本書は、菅野教授が東京大学に提出した学位請求論文を刊行した『中国法華思想の研究』(春秋社、1994年)を、張文良氏(中国人民大学)と張宇紅氏(中国芸術研究院)の2人が翻訳したものです。この度、菅野教授が顧問を務める「中央民族大学東亜仏教研究中心(主任: 劉成有教授)」の出版助成を受けて発刊されました。

中国での法華経注釈書において、これまで包括的で緻密な研究はなかったことから、464ページ、59万7千字からなる本書は、中国の仏教学界から注目されています。

菅野教授は今回の出版にあたって、「中国の仏教学界との学術交流は、1985年に北京大学に訪問学者として滞在してから、すでに30年を越えました。現在も中国人民大学の客座教授を務めながら、2年に一度開催される中日仏学会議の日本側団長として、日中の仏教学術交流に貢献しています。創立者池田大作先生の日中友好交流に懸けた思いを、微力ながら、仏教学の学術交流において果たしていきたいと思っています。今回の書物がその一端を担うことを希望しています」と述べました。
ページ公開日:2017年06月21日