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2017年07月11日

マレーシアで創価大学COSMOSプロジェクトのJCCミーティングと研究室の開所式が行われました

本学理工学部共生創造工学科の戸田龍樹教授(工学研究科長)が、マレーシアで東京大学、東京工業大学や国立環境研究所と共同で進めているプロジェクト「微細藻類の大量培養技術の確立による持続可能な熱帯水産資源生産システムの構築」(※1)の第2回Joint Coordinating Committee (以下JCC、2国間共同運営委員会)ミーティングが7月11日(現地時間)に、マレーシア・テレンガヌ大学で開催されました。本学より馬場善久学長、戸田教授、桑原ビクター伸一教授らが出席しました。

本プロジェクトは、2015年5月に科学技術と外交を連携し、相互に発展させる「科学技術外交」強化の一環として、文部科学省、外務省の支援のもと、JSTと国際協力機構(JICA)が連携して実施する国際科学技術共同研究推進事業地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択され、東京大学、東京工業大学や国立環境研究所、マレーシア・プトラ大学、セランゴール大学、テレンガヌ大学の7つの研究機関と連携して進める国際共同研究プロジェクトです。今回はその第2回共同運営委員会の会議と共に、テレンガヌ大学中央研究センターに開設されるCOSMOSラボのオープニングセレモニーが行われました。

JCCミーティングでは、プロジェクトリーダーである戸田教授により研究に必要な機器・設備などの現地大学への納入・設置状況と研究の進捗状況が確認され、今後の各大学との人材・技術の交流計画、および追加備品について両国間7機関で審議が行われました。

その後、COSMOSラボのオープニングセレモニーに先立ち、テレンガヌ大学のアイニー副総長が歓迎の辞を述べ、これまでの創価大学との交流実績について言及し、「各大学の研究技術を活かし、両国間のみならず、アジア全体に還元してもらいたい」と大きな期待を寄せました。続いて本学馬場学長が「この研究施設から多くの有能な人材・若き科学者が輩出し、さらなる研究成果を出していきたい。また、主催側のテレンガヌ大学のご厚情に御礼を申し上げ、ますますのご発展を祈ります」と挨拶しました。その後、テープカットが行われました。
また、7月10日から12日までマレーシア滞在中には、JCCミーティングの他、テクニカル・ミーティングや研究施設の視察などが行われました。

戸田教授は、JCCミーティングを終えて、「JICAをはじめ、各団体よりサポートをいただきながら、この国際共同研究プロジェクトに携わる各研究機関の尽力で着実に進んでいることを実感しました。これから先4年間、両国の緊密な連携によって社会に貢献する技術の確立と人材育成を行い、COSMOSプロジェクトを成功させたいです」と述べました。

1 COSMOS:正式名称Continuous Operation System for Microalgae Production Optimized for Sustainable Tropical Aquaculture

ページ公開日:2017年07月11日