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2017年09月25日

ヒロシマから世界へ。「負けじ魂」で切り開いた外交官への道。

古信 宏一さん 国際教養学部 卒業

「幼少期から世界の平和に貢献できる道はないか、探していました」と語るのは、国際教養学部2018年3月卒業の古信宏一さん。
留学中のアメリカ・ジョージメイソン大学では、まずは自分の身の回りにいる人から平和意識の向上をと、核廃絶に関するプレゼンテーションを実施。帰国後は、国際教養学部
1期生として、結果を残すべく、学部の膨大な量の課題をこなしつつも、ダブルスクールを行い、夢である外交官を目指し、死に物狂いで勉強してきた。そして、見事、難関の外務省専門職員採用試験を突破。自身の夢に向かって大きな一歩を踏み出した古信さんに、話をうかがった。

就職内定、おめでとうございます!ご自身の進路を選ばれた経緯をお聞かせください。

ありがとうございます。私は、広島出身で被曝3世です。幼少期より、核廃絶や軍縮を通して平和に貢献する道を探していました。 国際教養学部で学ぶ中で、留学や学際性の高い授業で培った語学力や教養を活かせる国際的舞台、そして社会貢献の割合が高いやりがいのある仕事を探していました。 そして、友人や先輩の影響を受ける中で、語学と分野を極め、日本のため、世界平和のため、国際社会で活躍する外交官を目指しました。

外務省専門官の合格に向け、どのような努力をされましたか?

アメリカ留学から帰国後、国際教養学部での授業課題と並行して、大学2年後期から本試験に必要な専門科目の勉強を開始し、大学3年からは1年半、予備校に通いダブルスクールを行いました。
その後、1次試験専門3科目を集中して勉強し、同じく外交官を目指す友と一緒に、朝から晩まで国家試験研究室にこもって勉強する日々を過ごしました。多くの方からの激励をいただきながら、何とか1期生としての結果を残し、後輩への道を開きたい、また、自身の夢を実現できるようになりたいと、創大生活で培ってきた「負けじ魂」を燃やし、最低限の生活以外は徹底して勉強しました。
結果として、本年8月、外務省より外交官専門職員としての内定をいただくことができました。支えてくださった教職員の方々、友人、両親、また見守ってくださった創立者に心より御礼申し上げます。

国際教養学部での学びは、ご自身の進路にどのように活かされましたか?

入学当初、私は特定分野の関心がなかったので、国際教養学部で展開される学際的な授業は、私にさまざまな知的好奇心を与えてくれました。
その中で、特に国際公共政策や経済、国際関係論に関心が高まり、私の外交官という職業選択に大きな影響を与えました。また、全ての授業を英語で受講した結果、語学力のみならず頭の中で学際的思考を英語を用いて行う力を養うことができました。各国要人とのやり取りの中で必要な思考回路の柔軟性を磨くことができ、今後活きてくるものであると信じています。

必須留学など含め、国際教養学部の魅力はどこにありますか?

先ほどから挙げている、学際性に加え、国際性の高さも学部特有の魅力です。
私たち1期生も日本各地、また幅広い留学生メンバーによって構成され、自発的な学びが求められる国際教養学部において積極的なディスカッションや多様な経験に基づく学習が可能になりました。1・2年次には寮生活・留学生活を通して、仲を深め80人の連帯を強固にできた点でも魅力的だと思っています。
また、必須留学中のアメリカ・ジョージメイソン大学では、広島出身者としても、自身の周りにいる人から、平和への意識を向上させたいと思い、創立者の平和提言を通して、平和に関するプレゼンテーションを授業中に実施することができたことも、自身の大きな財産となっています。

4年間、国際教養学部1期生として学んできた率直な感想をお聞かせください。

1期生は何もかもが初めてであった分、常にパイオニアとして挑戦の息吹を忘れませんでした。進路についても多くの方にご期待いただき、皆が奮闘してきたことは間違いありません。
また、教職学が一体となってカリキュラムを作成・試行し、本当の「学び」とは何かを追求し続けてきました。その点で私自身多くのことを学んだと思っています。私たちが築いた1期生としての土台はまだまだ小さく、2期・3期と続く後輩たちにより深い学びを、そして国際教養学部としての道をもっと切り開いていって頂きたいと思っています。

今後の抱負と未来の国際教養学部生へのメッセージをお願いします。

私は、外務省に内定を頂き、来春入省後には、研修と本省での勤務を経て在外研修・勤務となります。実際に、日本外交に携わることは過酷なことが多くなると思っていますが、創大で培った負けじ魂で日本の安全の担保、外交の発展に寄与していきたいと考えています。
最後になりますが、創価大学国際教養学部では自身の無限の可能性を開いていくことができると確信しています。カリキュラムも時代の要請にあわせて進化し続けていると感じます。必要なのは、本当に高い向上心を持った学生一人一人です。
世界の未来の一端を担う人材を輩出する創価大学国際教養学部で、ご自身にとって最高なキャリアを築いていってください!

古信 宏一 Furunobu Koichi

    • 学部:国際教養学部国際教養学科 卒業
    • 留学先:アメリカ・ジョージメイソン大学
    • 主な専攻分野:国際公共政策
    • 指導教授:Laurence MacDonald教授
    • 就職内定先:外務省
    • 出身高校:創価高校

ページ公開日:2017年09月25日
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