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2017年09月30日

福岡県糸島市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」が開幕

ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺の歴史を振り返り、平和と人権について考える「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」の糸島展が9月29日(木)、福岡県糸島市の伊都文化会館で開幕しました。
この展示会は、1994年から2007年に全国73会場を巡回した「勇気の証言—アンネ・フランクとホロコースト展」に続くもので、本学と国際的な人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の共催によるものです。昨年10月に東京芸術劇場(東京都豊島区)をスタートに、広島展、創価大学展、北海道展、福井展、青森展、沖縄展、静岡展とこれまで全8会場で開催してきました。

展示は「ホロコーストの歴史」、「アンネ・フランクと杉原千畝の選択」、「私からはじまる『人権』」の3章立てとなっています。ホロコーストの歴史と、外務省の指示に反して約6,000人のユダヤ人らに日本通過を許可する「命のビザ」を発行した日本人外交官・杉原千畝、そして、「アンネの日記」の著者であるユダヤ人の少女アンネ・フランクの生涯を紹介するもの。30歳のヒトラーがユダヤ人排除の計画概要を記したサイン入り書簡のレプリカや、ユダヤ人一家が保管していた「杉原ビザ」と渡航関連品などの貴重な資料が公開されています。今回の糸島展からは、弾圧から生きのびた画家が描いた強制収容所の絵画を追加しています。
同日午前に行われたオープニングには約100名が出席しました。初めに、同展の実行委員会を代表して本学の田代康則理事長が挨拶に立ち、「巡回展として、魏志倭人伝にも『伊都国』と読まれ、古より民族・文化の交流の地であった、ここ福岡県糸島市で開催する運びとなりました。ホロコーストの歴史を学び、若い世代をはじめ、多くの皆様が平和や人権を考える一助となれば幸いです」と語りました。
来賓の糸島新聞社の行武亨代表取締役は「悲惨な状況で生きた人々、それを命がけで守った人の勇気から、今を生きる私たちが学ぶことは多いと思います。一人でも多くの方に足を運んでいただき、大成功の展示会になることを願っています」と述べました。

糸島展の概要は下記の通りです。
■「勇気の証言 — ホロコースト展」
【開館時間】9月28日~10月1日 10:00~20:00 ※最終日は17:00まで
【会場】 伊都文化会館(福岡県糸島市前原東2丁目2−7)
【主催】 「勇気の証言─ホロコースト展」実行委員会
【共催】 創価大学、サイモン・ウィーゼンタール・センター
【後援】 フランス大使館、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、イスラエル大使館、
    リトアニア共和国大使館、オランダ王国大使館、ポーランド共和国大使館、アメリカ大使館、
    駐日欧州連合代表部、国連広報センター、NPO杉原千畝命のビザ、糸島市、糸島市教育委員会、
    毎日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、西日本新聞社、産経新聞社、日本経済新聞社西部支社、糸島新聞社、
    RKB毎日放送、九州朝日放送、テレビ西日本、株式会社 福岡放送、TVQ九州放送、FM FUKUOKA、cross fm
【協力】 創価学会平和委員会
お問い合わせ
同展 実行委員会事務局(創価大学企画広報課)
電話:042-691-9442
メールアドレス:publicrelation@soka.ac.jp
ページ公開日:2017年09月30日