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写真提供:STeLA

2017年10月09日

世界トップクラスの理系学生が集う「STeLA Leadership Forum 2017」に本学学生が参加

16名ものノーベル賞受賞者を輩出し、アインシュタインも常任講師として勤めたオランダ最古の大学・ライデン大学で開催された「STeLA Leadership Forum 2017」に、本学GCP(グローバル・シティズンシップ・プログラム)所属の吉見広幸さん(理工学部3年)、高井光一さん(同学部2年)、松本大樹さん(同学部2年)が参加しました。

STeLA (Science and Technology Leadership Association)は国際的な学生団体で、本年は8月6日から13日の期間、日本、中国、アメリカ、ヨーロッパ、中東等のトップ大学から理系を中心に様々な分野の学生が集まりフォーラムが開催されました。科学技術の次世代のリーダーの国際ネットワークを築くとともに、リーダーシップの訓練、地球規模の問題を認識、未来への共通のビジョンの構築を目的に、日本国内からは本学の他、東京大学、東京工業大学、埼玉大学、慶應義塾大学、国際基督教大学の学生が参加しました。

前半はMIT Leadership Centerのリーダーシップモデルに基づく理論を学び、様々な活動を通して実践的なスキルへ昇華させるプログラムが実施されました。また、オランダ軍で活躍した方を講師に招き人材育成やストレスマネジメントについての講演や、ビジネス分野で活躍した経験をもつデルフト工科大学教授による技術の進歩が市場変化に与える影響などの講義も行われました。

後半は、2030年への目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」をより身近に感じられる教育プログラムをグループで作りあげました。SDGsとは、貧困問題、健康問題、水問題、エネルギー問題から人の労働環境の問題までも覆う世界的な17つの開発目標です。連日早朝から深夜まで活発に討論を重ね、最終的にすべてのグループが完成に至りました。参加者は休憩時間や食事の時間を共にすることも含め、お互いの文化だけでなく価値観を共有する機会となりました。

参加した松本さんは、「大学入学後、GCPで英語と政策立案を学んできたことがきっかけで、今回のフォーラムに参加しました。STeLAでは将来のテクノロジーに関する議論だけではなく日々の会話を通して、オランダで認められている安楽死などに対する考え方や価値観の違いを共有でき、自身の新たな視野を広げることができました。GCPで培う能力が実践の場においていかに必要かを痛感した日々でした。これからの学生生活で理工学分野の専門性を高めると同時に英語のスキルも高め、世界に貢献できる人材へと成長してまいります」と語りました。
ページ公開日:2017年10月09日