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2017年10月07日

本学工学研究科の学生の論文が学術誌「Organic Geochemistry」に掲載され、Most Download Articlesに選ばれました

本学工学研究科環境共生工学専攻・博士後期課程の中國正寿さん(有機地球化学研究室)と、共著者として同研究室の大学院修了生の大力千恵子さん、博士後期課程のGurpreet Kaurさん、指導教員の山本修一先生の論文「Stanol to sterol ratios in late Quaternary sediments from southern California : An indicator for continuous variability of the oxygen minimum zone」が、学術誌「Organic Geochemistry」に掲載され、過去90日間のMost Download Articleに選ばれました。

この学術誌は、有機地球化学の分野で国際的に最も評価の高い学術雑誌で、中國さん等の論文は本年(2017年)9月号に掲載となりました。本論文の要旨は「国際深海掘削計画(ODP:Ocean Drilling Program)で採取された南カリフォルニア沖(水深1000m)のコア(柱状堆積物)を用いて、その中で見いだされる多様なステロールやスタノールを種々の観点から検討することにより、これまで東太平洋の海域で起きたとされてきた過去5万年間の貧酸素状態の変動の歴史を復元することに成功した」というものです。
 

中國さんは、「この論文は、たくさんの人たちの助けによって完成することができました。その上できあがった本論文が、多くの方々に注目していただけたことは、大変に嬉しく、光栄に思っています。今後は、この論文をひとつの突破口に、地球化学分野で、より一層活躍できる人材に成長していきたいと思っています」と語りました。

ページ公開日:2017年10月07日