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2017年10月10日

本学で難民映画祭の作品「シリアに生まれて」を上映

第12回国連UNHCR難民映画祭の作品の一つである「シリアに生まれて」の上映会を10月9日(月・祝)、本学ディスカバリーホールで開催し、学生・一般の方など約300名が参加しました。
国連UNHCR難民映画祭は、映画を通して難民への理解を広げることを目的に大学をはじめ教育機関とも学校パートナーズとして提携し、啓発活動を展開しています。UNHCRと連携協定を結ぶ本学では、今回初めて学校パートナーズに参加。開催にあたっては、国連の平和運動を推進する本学学生団体ASPIRE SOKAとの共催で準備にあたりました。

上映前に、ASPIRE SOKA代表の古賀広之さん(教育学部4年)から国連アカデミックインパクトに参加した活動報告があり、パレスチナ刺繍製品の販売を通した難民支援の具体的な取り組みについて発表しました。続いて、本学の馬場善久学長がUNHCR難民高等教育プログラムの加盟大学として、就学機会を奪われたシリア難民の留学生受け入れをしている点に触れ、「今後も国連諸機関と連携し、平和社会の構築に貢献していきたいと思います」と述べました。
上映作品「シリアに生まれて」は、いまだ戦闘が絶えないシリアを逃れ、難民となった子どもたちの現実を描いており、爆撃により負傷し、家族と生き別れ、子どもとしての時間を奪われ、それでも新たな希望を胸に逞しく生きる7つの小さな命にカメラが寄り添うドキュメンタリーです。鑑賞した方からは次のような声が寄せられました。
  • 難民の方々も私たちと変わらない一人の人間ということをあらためて認識しました。自分にできることから考え、行動していきたいと思います。(50代、会社員)
  • 難民問題は身近のことであると感じました。自分が不自由に感じていることが、他の人にとっては贅沢や自由であるとわかりました。学べる環境にあることに感謝し、困っている人の役に立てるよう学び続けていきます。(10代、学生)
  • 難民問題の過酷な状況を初めて知ることができました。戦争や紛争の軍事的な問題の解決も重要ですが、それによって引き起こされる難民問題は緊急の課題であると痛感しました。(40代、主婦)
次回の上映は、10月20日(金)16時40分から本学中央教育棟にて開催いたします。詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。
ページ公開日:2017年10月10日