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2017年11月04日

本学文学部の菅野博史教授が「第七回中日仏学会議」に日本側の団長として参加

10月28日(土)~29日(日)に、中国・山東省煙台市の福山賓館で「第七回中日仏学会議」が開催され、本学文学部の菅野博史教授が日本側の団長として参加しました。
この会議は、日中仏教学術会議(1985年から2003年まで中外日報社と中国社会科学院世界宗教研究所の共催で10回にわたって開催)を継承し、2004年から中国人民大学・仏教与宗教学理論研究所(張風雷所長)の主催により隔年で開催されています。中国人民大学からは張建明党委常務副書記も出席されました。

今回は「『般若経』と東アジア仏教」のテーマで開かれ、菅野教授は「吉蔵『大品経玄意』の研究序説」と題して研究発表しました。吉蔵の『大品般若経』の注釈書である『大品般若経義疏』の巻第一は『大品経玄意』とも呼ばれますが、『大品般若経』の思想の内容を簡潔に整理したもので、これまであまり研究されてこなかったものを研究したものでした。
また、菅野教授は中日仏学会議の他、「吉蔵大師と仏教の中国化」と題する学術座談会(主催:合盧寺)に出席し、自身と吉蔵研究、三論宗研究との因縁について発言しました。

菅野教授は、「日中国交回復45周年にあたる本年、いくつかの記念行事も開かれました。5年前の40周年の時は様々な事情から記念式典は行われませんでした。予定していた第5回中日仏学会議も中止となりましたが、本会議の重要性を鑑み、中国と日本の双方の努力によって翌年に開催することができました。今後も、創立者池田大作先生が開かれた日中友好の実績と精神を肝に銘じ、中国人民大学と約束した第10回の会議の開催を目指して努力していきたいと思います」と語りました。
ページ公開日:2017年11月04日