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2018年03月06日

2017年度第8回学士課程教育機構FDセミナーを開催しました

2017年度第8回学士課程教育機構FDセミナーとして「大学教育再生加速プログラム(AP)事業報告会」を、2月24日(土)本学中央教育棟AW402教室で開催し、学内外の大学関係者等約70名が参加しました。

開会に先立ち、馬場善久学長が挨拶に立ち、「AP事業の採択より4年目を迎え、本学では様々なアクティブ・ラーニングの手法や授業設計の振り返りを通じて、授業改善を進めてきました。今後は、教員個人、学部全体、大学全体が、学習成果を評価、改善し、社会に提示するというPDCAサイクルを意識し、さらに力強く教育改善を進めていくことが喫緊の課題になります。学生一人ひとりが能力を伸ばし、社会で理想を実現できる手助けができるよう、さらなる教育改善を進めたい」と話しました。

続いて、玉川学園理事・玉川大学教授の菊池重雄氏が「高大接続改革と初年次教育」と題し、記念講演を行いました。講演では、単位の実質化と教育の質保証による「学修」の促進、3ポリシーのエンロールメント・マネジメントとガバナンス改革を通じた大学教育の質的転換に基づく高大接続改革、学生に、自己を表現、肯定しながら集団に所属する方法を学ばせ、強靭な個人にする日本型初年次教育モデルの構築などについて紹介がありました。最後に菊池氏は、「これからの時代に必要なのは、会社のために材料として消費されていく「人的資源」ではなく、自分が成長し、成長した分で会社や社会に貢献できる「人的資本」です。これからも、社会にとっての善を促進する「人財」を育成していきたい」と述べました。

最後に、総合学習支援センター長の関田一彦教授が、2017年度のAP事業における成果指標の達成状況と今後の取り組みなどを報告しました。

参加した教職員からは次のような声が寄せられました。
  • AP事業や大学のカリキュラムを全体として確認することができた。学部の専門性の中で掘り下げて取り組んでいきたいと思います。
  • 初年次教育の大切さを実感した。スムーズな学修へ入れる取り組みをさらに工夫し、教育効果を上げていきたいと思います。
ページ公開日:2018年03月06日