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事業の成果を報告する田中副学長

2018年04月23日

「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催しました ― 学内外に取り組みの成果を発表

4月20日(金)、本学中央教育棟AB102教室で「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催し、120名の大学関係者、教職員・学生らが参加しました。
本学は2014年に国公私立37大学の一つとして文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に採択されました。目標を向けて事業を進めるなか、本年2月に公表された中間評価では5段階で最高の「S」評価(事業目的の達成が見込まれる優れた取り組み状況)を得ました。今回の報告会は、同事業で掲げた取り組みの成果や今後の計画等を、学内外に発信することを目的に開催しました。

報告会では、本学の馬場善久学長、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室の進藤和澄室長の挨拶に続いて、本学グローバル・コア・センター長の田中亮平副学長が「人間教育の世界的拠点の構築~平和と持続可能な繁栄を先導する『世界市民』教育プログラム~」の取り組みを報告。国際社会を創造的に切り開く「知力」と「人間力」を兼ね備えた「創造的世界市民」の育成を目指し、日本人学生の海外派遣や外国人留学生の受け入れの拡大、教育プログラムの国際的通用性の向上、学内ガバナンスのグローバル化などを推進してきた成果を述べました。

続いて、本学学生および卒業生によるプレゼンテーションとして、本学経営学部の安田賢憲ゼミ4年の澤田裕介さん、安川信成さんが、各種ビジネスコンテストで優勝を飾るなどの高い評価を得た認知症予防アプリの開発に関する事業計画を発表。また、今秋よりコーネル大学公共政策大学院に進学する大島輝一さん(2018年3月卒業)が、国際教養学部での4年間を振り返り「世界を知るだけでなく、自分がどう関わっていくのか関係性まで認識することの大事さを学びました。大学生活の学びを土台にし、今後も挑戦を続けていきたいと思います」と語りました。
その後、本学の事例報告があり、同事業の一環で本年4月に開設した国際平和学研究科の概要を研究科長の小出稔教授が紹介。8か国・地域から13名が入学したことに触れ、養成する人材像やカリキュラム、授業科目の内容、卒業後の進路等を報告しました。次に教務部長の西浦昭雄教授が「英語による教育プログラム―派遣留学者数増加の取り組み」と題し、「留学生と日本人学生が共に学ぶ多様性のある環境をつくる」というコンセプトのもと、ディプロマ・ポリシーやアセスメント・ポリシー等を軸に改善サイクルを好循環させる教育システムについて報告がありました。

最後に、「連携・協力に関する基本協定書」を昨年3月に結んだ東京外国語大学の林佳世子理事・副学長が「東京外国語大学の留学」と題して講演し、学生が在学中に短期・長期と2回の留学が経験できるよう、海外の協定校と連携した共同教育の推進や短期海外留学の単位認定の制度設計、海外渡航管理システムを構築したこと等の取り組みの事例報告がありました。
ページ公開日:2018年04月23日