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2018年05月01日 16時37分

社会福祉専修NEWS(ハワイソーシャルワークセミナーレポート)

社会福祉専修4年 大川原有香さんが、ユニベール財団のハワイ・ソーシャルワーク研修に全国の社会福祉系学生から選考され、参加しました。その様子をレポートしてもらいました。


2018年2月17日~3月4日の約2週間にわたって行われた、第15回ハワイ・ソーシャルワーク・セミナーに参加してきました。このセミナーは、日本のユニベール財団とハワイ大学MBTソーシャルワーク学部が連携して毎年開催しているものです。ユニベール財団とは、社会福祉の増進を目的にグローバルな視点から、助成、人材育成、国際交流等の事業を行っている財団で、このセミナーも選考された全国の大学生・大学院生の20名が財団からの助成を受けて参加しています。

セミナーでは、ハワイ大学MBTソーシャルワーク学部などの講師による講義や、施設見学、ハワイの伝統文化の体験などが行われます。今回訪問したのは、アメリカ赤十字社ハワイ支社、ホームレスのためのシェルター、有料老人ホーム、ハワイ州議事堂、女性刑務所、難病の小児施設、ホスピスなど、多岐にわたる分野です。実際に高齢者施設の住人の方々と交流して歌を披露したり、女性刑務所の受刑者さんからの歓迎のあいさつを受けてお話をしたり、見学だけでなく実際の関わりの中から学ぶものや感じるものもとても多くありました。また、アロハ精神を理解するための文化体験として、ハワイの人々にとって特別な意味を持つタロイモを掘る体験や、フラダンスの練習、レイ作りなどを経験しました。これらを通し、ハワイに強く根付いている“Aloha”や“’Ohana”などの、双方向にお互いを大切にしあう心に触れ、ソーシャルワークにとっても大事な価値観を学ぶことができました。講義では、失敗することの大切さ、自分らしさを生かしたリーダーシップ、セルフケアの重要性、終末期のこころのケア、障がい者の自立生活支援、コミュニティーリサーチなど、自分自身のワーカーとしてのあり方からどう支援していくかということまで、クライエントの視点とワーカーの視点の両方から、福祉について学びを深めました。
ハワイでの2週間は一日一日がとても濃いものでした。この経験は一生の財産です。これから、ハワイでの学びを日本にどう応用していくかが課題となると思いますが、この経験を生かして人の幸せのために尽くしていけるワーカーになりたいと思います。
ページ公開日:2018年05月01日 16時37分
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