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2018年09月08日

本学の山岡政紀教授らの共著『新版 日本語語用論入門―コミュニケーション理論から見た日本語』が出版されました

国文学・漢文学・国語教育等の専門出版社である明治書院から本学文学部の山岡政紀教授らによる共著書『新版 日本語語用論入門―コミュニケーション理論から見た日本語』(共著者:牧原功、小野正樹)が発刊されました。山岡教授は本書の序章、第1章、第4~7章の執筆を担当しています。

言葉の文脈や対人コミュニケーションを扱う語用論は、主に英語圏の研究者から優れた理論が出されてきたため、英語の用例をもとに語られることが多いのですが、本書は日本語のオリジナルな用例を用いて諸理論を学べるようにしたところに特徴があります。タスク・練習問題・ヒントで思索しながら理解を深めるように作られています。山岡教授は日本語学研究者の立場から各章を「発話の目的」の観点で一貫し、日本語発話の真意(本当に伝えたいこと)について解説しています。

出版にあたって山岡教授は、「本書は2010年に刊行した『コミュニケーションと配慮表現』(明治書院)を元に入門書・教科書として全面リニューアルしたものです。語用論を学ぶ学生の皆さんや日本語を学習している留学生にも読んでもらいたい一書です」と述べました。
ページ公開日:2018年09月08日