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田代理事長の挨拶

2018年11月04日

中国・上海の復旦大学で「第10回池田大作思想国際学術シンポジウム」が開催されました

10月27日(土)・28日(日)、中国・上海の復旦大学で「第10回池田大作思想国際学術シンポジウム」(主催:復旦大学、創価大学、後援:中華日本学会)が開催され、本学から田代康則理事長、馬場善久学長、神立孝一副学長らが参加しました。

日中平和友好条約締結40周年、創立者池田大作先生の日中国交正常化提言50周年を記念した本シンポジウムは、「人類運命共同体のビジョンと実践」をテーマに開かれ、中国人民政治協商会議外事委員会の趙啓正主任、中日友好協会の許金平副会長、中国社会科学院日本研究所の劉玉宏党委書記ら来賓とともに、中国内外の53大学・機関から約160名の研究者らが一堂に会し、意見を交わし合いました。

開幕式では、初めに復旦大学の陳志敏副学長から挨拶があり、続いて、本学の田代康則理事長がこれまでのシンポジウムの歩みを振り返り、延べ約1,000人が参加し、550本の論文が執筆されたこと等を報告しました。続いて、本学の汪鴻祥教授が池田先生のメッセージを中国語で代読。創立者は、人類運命共同体の意識を高め、定着させるための会議とするために、「人間教育の拡充」「世界市民の交流」「青年の人間革命の連帯」の3点が重要であることを論じました。
中国社会科学院日本研究所の劉党委書記の挨拶の後、中日友好協会の許副会長が中国人民対外友好協会の李小林会長からの祝辞を紹介しました。李会長は、現在の中日関係が再び正常な発展の軌道へと向かっていることに触れ、「今回のシンポジウムを通じて参加者が知恵を出し合い、さらなる友好促進に貢献する場となることを期待しています」と呼びかけました。最後に、上海外国語大学の李岩松学長が祝辞を述べました。

開幕式に続いて行われた特別記念講演では、中国人民政治協商会議外事委員会の趙主任、本学の馬場学長が講演。その後の基調講演では、上海市政治協商会議元副主席の王栄華氏、復旦大学池田大作思想研究センターの牧野長生副理事長、北京大学の賈蕙萱教授が、日中両国の歩みと課題や民間交流の重要性等について論じました。午後には、「平和主義」「文化主義」「教育主義」「人間主義」の各テーマで分科会が開かれました。

28日は前日の4テーマに、「青年フォーラム」を加えて5つの分科会を開催。池田先生の平和思想、教育思想、人道主義思想など、様々な角度から研究成果が報告されました。閉幕式では来賓からの挨拶に続き、本学の馬場学長がシンポジウムの準備に携わった関係者に感謝の意を示すとともに、今後も池田思想の研究ネットワークを強固なものにしていきたいと語りました。

シンポジウム終了後、田代理事長らは天津に移動し、天津師範大学で開かれた中日人文交流大学連盟の総会に出席しました。
ページ公開日:2018年11月04日