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2019年03月21日

2018年度GCP修了式が行われました

第6回グローバル・シティズンシップ・プログラム(GCP)の修了式が、本学本部棟の国際会議場で3月17日(日)に行われました。今回、5期生15名、6期生8名の計23名が修了を迎え、西浦昭雄GCPディレクターより修了生の卒業後の進路の紹介がありました。国内外の大学院進学、グローバル企業への就職、外務省専門職員採用試験、公立学校教員採用試験への合格など、目覚ましい結果を残した修了生の門出を称えました。

修了証書授与のあと、修了生を代表してGCP5期生の小林良美さんとGCP6期生の大橋秀夫さんが挨拶をしました。小林さんは、「2014年4月、私の大学生活は、『GCPはエリート集団ではなく、創価大学の中で誰よりも努力する集団です』との勘坂泉先生の言葉への衝撃からスタートしました。徹底的に実力を磨き世界で活躍できる人材に、との思いでGCPを志し創価大学に入学した私は、このGCPで自身の可能性を当時想像もできなかったほど大きく開いて頂きました。1、2年とひたすら勉学に打ち込み、3年次にはアメリカのデラウェア大学に交換留学。環境を生かし学びたい授業はどんなものでも積極的に履修、私以外全員アメリカ人という状況でしたが果敢に挑戦。時にはディスカッションで一度も発言できなかったり、教室の隅で人に見られないようただ大人しく授業を聞いたりしている自分があまりに情けなく、人目も気にせず涙を流しながら寮までの道を歩いたこともありました。しかし、自分は“創価大学の小林良美”として、後輩たちの道を開くためにここで学ばせて頂いているのだと目的に立ち返り、辛くなっては弱い命と向き合い自分で自分を奮い立たせる日々でした。GCPで培った勉学への執念と学ぶ姿勢が糧となり後期には現地学生と並び成績優秀者に選出して頂くことができました。間違いなく、GCPでの学びの訓練があったからこそ頑張り抜けた一年間でした。これから先、社会の厳しい壁にぶつかる場面も多くあると思います。仲間とともに学んだ経験を糧に自分のいる場所で価値を創造し続ける世界市民に成長してまいります」と述べました。

大橋さんは、「大学では関心のある法律に加え、英語を勉強したいと思っていたこともあり、GCPで学ぼうと創価大学進学を決めました。入学後は、期待を膨らませて学生生活をスタートしました。しかし、英語の授業も初めは教授が何を言っているか理解できず、とにかく必死に食らいつく日々でした。しかし、英語力を鍛えたおかげで長期留学はしなかったものの、日露学生フォーラムや内閣府主催の国際交流事業に日本の青年代表として参加するなど、思ってもいなかったような経験ができました。GCP6期生は他にも小学校講師や県庁職員、大学院進学や海外大学医学部進学、企業就職などを勝ち取ることができました。今後はそれぞれの使命の場で創大生、GCP生の誇りを胸に挑戦してまいります。これから先、大変なこと、苦しいこと、様々あるかもしれません。しかし、私は絶対に負けません。愛する父母のために。共に社会で健闘する我が友人のために。」と感謝と決意を述べました。

続いて、馬場善久学長が「GCPで学び抜いたことに誇りをもち、卒業生の模範となる人生を歩んでほしいと思います」と述べました。最後に田代康則理事長が祝辞を述べ、「GCPの先輩方が切り開いた道に続き、社会の第一線で活躍されることを心より応援しています」と励ましの言葉を贈りました。
ページ公開日:2019年03月21日