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2019年04月26日

「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催しました ― 各種取り組みおよび計画を報告

4月24日(水)、本学本部棟M401教室で「スーパーグローバル大学創成支援報告会」を開催し、約120名の大学関係者・教職員・学生らが参加しました。

本学は2014年に、国公私立37大学の一つとして文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に採択されました。昨年2月発表の中間評価では最高ランクの「S」評価を得るなど、キャンパスのグローバル化に向け、掲げた目標を達成してきました。今回の報告会では、同事業で掲げた各種取り組みの成果や今後の計画等を、学内外に発信することを目的に開催しました。

報告会では、本学の馬場善久学長の挨拶に続き、法学部4年の岡部エミリー直美さんが登壇し、複数の国際会議やインターンシップ、学内でのキャリア教育プログラムへの参加、国際学生寮での寮生活を通しての経験を振り返りながら、「世界の諸問題に対して何が自分はできるのかを問い続けてきた学生生活でした。今後も何のために学ぶのかを自身に問い、世界の平和に貢献できるよう力をつけていきたい」と語りました。また、国際平和学研究科2年のモニカ・トーマスさんは、同事業の一環で2018年に開設した研究科のカリキュラムや特長等を紹介するとともに、国籍や年齢、経歴など異なるバックグラウンドの学生と学びあう中で得られたこと等を発表しました。

文部科学省高等教育局高等教育企画課の林和彦国際戦略分析官の挨拶の後、本学グローバル・コア・センター長の田中亮平副学長が「人間教育の世界的拠点の構築~平和と持続可能な繁栄を先導する『世界市民』教育プログラム~」の取り組みを報告。国際社会を創造的に切り開く「知力」と「人間力」を兼ね備えた「創造的世界市民」の育成を目指し、日本人学生の海外派遣や外国人留学生の受け入れの拡大、教育プログラムの国際的通用性の向上、学内ガバナンスのグローバル化などを推進してきた成果を述べました。また、その成果の一端として、SDGsの取り組みを評価する「THE University Impact Rankings 2019」で国内大学4位にランクインした点、「THE世界大学ランキング日本版2019」の国際性分野で16位にランクアップしたこと等を報告しました。
続いて、小山内優副学長補(国際部長、日本語・日本文化教育センター長)が「創価大学のグローバル化とその特徴」と題して、海外諸大学との学術交流協定をはじめとした開学以来の国際交流の取り組みをはじめ、留学生受入れのための教育環境の整備やSDGsの達成に向けた活動等を紹介しました。

最後に公立大学法人国際教養大学の鈴木典比古理事長・学長が「日本の高等教育界を取り巻く世界の潮流~これからの日本の高等教育界の目指すべき方向」と題して講演。無料オンライン学習MOOCSの台頭等により高等教育を取り巻く環境が変化している点に触れながら、「教育内容レベルの世界標準化」、「使用言語の統一化」、「キャンパス・コミュニテイの創造」、「国の教育への考え方の整理」等が今後の大事なテーマになると述べました。
講演後、閉会の挨拶として本学の田代康則理事長が「今後も掲げた構想の実現に向けて全学をあげて取り組んでまいりたいと思います」と述べ、報告会は終了しました。
ページ公開日:2019年04月26日