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2019年05月28日

本学卒業生の黒田麻優子さんが「第20回小学館文庫小説賞」を受賞しました

小学館が主催する小学館文庫小説賞の贈呈式が5月24日(金)、東京都千代田区の如水会館で開かれ、本学卒業生の黒田麻優子さん(2016年度・文学部卒業)の「春がまた来る」が同賞を受賞しました。

小学館文庫小説賞は、プロ・アマは問わず広く募り、未発表の長編小説で「ストーリー性豊かなエンタテイメント小説」を募集対象としています。文章力・テーマ・独創性・書き手としての将来性・読者への満足度などの観点から選考が行われ、受賞作は原則として小学館より四六判で刊行されます。なお同賞は2001年より開始し、20回目となる今回で終了となります。
受賞作「春がまた来る」は、大学生4人がシェアハウスで暮らす様子を描いています。大学卒業が近づくにつれ、それぞれが自身の抱える問題に向き合い、乗り越えようとする姿に焦点をあて、不安や切なさ、葛藤など迫りくる心境の変化等を表現しています。

今回の受賞について黒田さんは、「私の24年間に関わってくれたすべての人、そして、私の拙い作品を読み、受賞作に選んでくださった方々に感謝します。長い間、何度も思い描いていた光景が現実のものとなり、打ち震えるような感覚です。当面の目標としては、年内に受賞作が書店に並ぶよう、プロの方の意見等を踏まえながら、完成に向けて準備を進めてまいります。これからも読んでくださる方々への感謝を忘れず、支えてくれる人たちへの恩返しの気持ちで前進していきます」と述べました。
ページ公開日:2019年05月28日