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立ち寄ったモスクワ大学の前での記念撮影

2019年11月14日

日露青年フォーラムに本学学生が参加しました

日露青年交流センター(JREX)主催「日露青年フォーラム 2019 in ロシア」の日本代表に本学の中澤暁さん(文学部4年)、武田裕香さん(文学部4年)、二宮藍さん(法学部2年)が選ばれ、9月24日(火)から10月1日(火)の間、ロシアのサンクトペテルブルク市で実施されたフォーラムに参加しました。

本フォーラムは、日露両国の政府間協定に基づき設置された日露青年交流センターが、短期派遣プログラムとして日本人青年を派遣し、ロシア人青年との意見交換やロシアへの理解を促進し、相互理解を深めることを目的としています。今回は日本から30名、ロシア人から約40名の青年が参加しました。
フォーラムでは、「持続可能な開発目標の達成に向けた青年の役割」、「青年ボランティア活動の発展」、「青年起業家精神の発展」、「文化の領域における青年交流」の4つの分科会に分かれ、両国の青年がディスカッションを交わしました。

参加した学生は次のように感想を述べました。
■中澤暁さん
日本人、ロシア人ともに、様々なバックグラウンドをもつメンバーと友情を築くことができました。分科会では、「持続可能な開発目標の達成に向けた青年の役割」をテーマに、私は教育分野から、小学校の外国人支援ボランティアの経験などを通して意見を述べ、ロシア人側から貴重な意見をいただくことができました。今回築いた友情を大切に、より一層語学と専門性を磨き、日露の架け橋となれるよう頑張ります。

■武田裕香さん
これまで何度かJREX主催のイベントに参加させていただきましたが、今回のロシア派遣は格段学びが多かったです。ロシアのディスカッションのやり方に困惑しながらも皆で協力し、その中で自身の課題を発見しました。これほどロシアの歴史や文化、芸術を堪能した1週間を過ごせたことに非常に嬉しく感謝しています。

■二宮藍さん
ヨーロッパ・アジアどちらにも属する国と日本を比べる中で、自分を見つめ直す1週間になりました。日本で流れる情報からロシア人・ロシアを勝手に頭の中で形成してはならないと学びました。ロシア人留学生が非常に少なかったことから、ロシア人と交流する機会がほとんどなく勝手に「ロシア人はクールで無口で笑わない人種だ」とイメージを持っていました。しかし、メインの会議中で交流した彼らは、シャイといわれる日本人の国民性を忘れさせるほど、非常に気さくでよく笑う人ばかりでした。その時に、自分が偏った考えを持ち自分の中でのロシア人を形成していたと気づかされました。ロシア人参加者の中には、英語でのコミュニケーションが困難な人もいましたが、それでも日本人の私に伝えたいことを一生懸命説明してくれたのが歓迎してくれているようで、非常に嬉しかったです。このような学生同士の自由な交流が平和へのプロセスだと思います。
ページ公開日:2019年11月14日