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2019年12月16日

北京大学の「国際天台学大会」で、本学の菅野博史教授と松森秀幸准教授が研究発表しました

12月7日(土)~8日(日)、中国の北京大学で北京大学仏教研究中心・浙江天台山文化交流中心主催の「国際天台学大会」が開催され、本学から文学部菅野博史教授と比較文化研究所の松森秀幸准教授が参加しました。

今回の国際天台学大会には、日本、韓国、欧米の天台研究者より計46本の発表がありました。開幕式の後、菅野教授が最初の発表者として登壇しました。「天台智顗における『法華経』と『涅槃経』の関係―吉蔵との比較を中心として―」と題して中国語で発表し、『涅槃経』に説かれる仏性と仏身常住が『法華経』にも説かれると主張する智顗の学説を吉蔵との比較を含めながら考察しました。
2日目の発表では、松森准教授が「『法華伝記』における天台諸師伝」と題して、従来、『法華経』信仰の功徳譚として扱われてきた『法華伝記』を天台の諸師の伝記として読み解くという試みを中国語で発表しました。

参加した菅野教授は、「国際学会に参加するたびに、学問的刺激を受けることができます。私自身は高齢ですが、今後も研究に精進しなければならないと決意しました」と述べました。
ページ公開日:2019年12月16日