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2020年06月29日

ユネスコスクール推進ミニフォーラムがオンラインで開催されました

本学教育学部・教職大学院主催でオンラインを活用した「ユネスコスクール推進ミニフォーラム」が、6月24日(水)に開催され、近畿圏、九州圏のユネスコスクール関係者も含め小中高の学校教諭、本学教職員・学生部ら約80名が参加しました。

ユネスコ憲章に示された平和の理念を実現するための教育を進める学校をユネスコスクールと呼びます。世界、180ヵ国以上の国・地域で11,000校以上がユネスコに登録・認定されていますが、そのうちの1割が日本の学校です。本学は一昨年来、日本の小中高の学校がユネスクスクールの登録申請するのを支援する大学間ネットワーク「ASPUnivNET(Associated Schools Project Network)」に加盟し、東京多摩地域、埼玉県、群馬県の学校のサポートを行っています(https://www.soka.ac.jp/education/unesco/)。

今回のフォーラムは第一部として基調講演、第二部として3つの分科会、という2部形式で行われました。基調講演には日本ESD学会副会長の手島利夫氏を講師に迎え「コロナ禍を超えた先のESD」と題する基調講演が行われました。30分ほどの講演でしたが「新しい学習指導要領にESDのことが入り、いよいよ新しい教育が始まると思った矢先にコロナを経験し、教育現場はその対応で大混乱になりました。その中でESD(※)、SDGsを進めるのは大変な状況ですが、力を合わせていきましょう」と参加者にエールを送りました。

その後の第二部では、分科会1『ESDを進めるカリキュラム・マネジメント』(話題提供は手島利夫講師)、分科会2『ユネスコスクールとしての創価大学の取組』(取組報告は吉川成司教職大学院研究科長)、分科会3『ユネスコスクールとしての関西創価高校の取組』(活動報告は中西均創価教育センター副センター長)が同時並行で行われました。第1分科会に参加した学生(教育学部4年)からは「手島先生が話された『コロナ禍=持続不可能な世界の入り口である』との言葉が大変印象的でした。新型コロナウイルスをどう捉えるか、またコロナ禍における子どもたちへの教育・学習方法の在り方について、自分自身としての考えを深めるきっかけとなりました」との感想が寄せられました。

(※):ESD(Education for Sustainable Development :持続可能な開発のための教育)
ページ公開日:2020年06月29日