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2020年10月20日 11時00分

留学体験(佐藤広宣さん・ジョージア州立大学)

留学の目的、その国や大学を選んだ理由

大学駐車場の屋上からダウンタウンが一望できます
 私がジョージア州立大学を選んだ理由は2つありました。
 1つ目に、初渡米時の苦い経験から、経済学の知識を英語でさらに深めたいと考えたからです。留学以前、私は、学部のInternational Program(IP)に所属し、英語で経済学を学んでいました。このIPの一環で、私は春休みに開催されたカリフォルニア研修に参加しました。この2週間の研修では、サンフランシスコで活躍する企業の社員の方と対談する機会があるなど、英語をコミュニュケーションとして使う絶好の機会でした。2週間のアメリカでの生活を通して、アメリカについて大まかなことを知ることができた反面、もっとコミュニュケーションを行えれば、現地の人の日々の生活などを聞くことができ、より密度の濃い2週間になっただろうと感じました。そして、私はこれらの反省から、「英語力をさらに高めることと専門性を磨くことの必要性」を強く感じました。この経験から私は、アメリカでこれらの壁に再挑戦をすることを決心し、ジョージア州立大学への留学を決めました。
 2つ目に、多種多様な文化・人種が集まるアメリカ社会に関心があったからです。私は上記のIP研修の他にも、1・2年時に創価大学の海外研修へ参加させて頂きました。その中で、ケニアやフィリピンの文化について学ぶとともに、地域によって人々の生活や価値観が全く異なることを知りました。この経験からアメリカでは「どのようにこれらの異なる文化・人種が共存し、社会を形成しているのか」について興味を持ちました。私が留学していたジョージア州アトランタは、「アメリカ・東海岸の一大交通拠点」という特徴を持っています。これによってヨーロッパ、アフリカ、カリブ海、アジアの国々から様々なバックグラウンドを持った人々が集まっています。この利点を持つ、アトランタの中心に位置するジョージア州立大学だからこそ、より文化の多様性に富んだ環境に身を置くことができると私は考え、交換留学先としてジョージア州立大学を選びました。

大学の概要、特色

大学の図書館周辺
図書館の連絡通路の下を公道が走っている
 独立13州・ジョージアの州都であるアトランタは200年以上の歴史を持ち、古くから南部鉄道網の拠点および綿花産業の中心地として栄えてきました。その後、1996年のオリンピック開催を経て、現在ではCNNやコカコーラ、デルタ航空など大企業が本社を構えるなど商業・経済の中心地として栄えています。
 そんなアトランタの中心地に位置するジョージア州立大学の特徴の一つとしては、キャンパスが都市と一体化している点があります。創価大学のようにしっかりと大学としての敷地があるというよりも、大学の建物が街の中に溶け込んでいるというイメージで図書館と教室を結ぶ通路の下を公道が走っているような場所もあります。
 また、上記のように交通の便がいいこともあって、学生の約80%が通学生です。寮には残りの約20%の学生が住んでおり、主に留学生と他の州からきている学生が大半を占めています。学術分野としては、ビジネスと社会科学が強く、私の友達も多くがこの学部に入っていました。学生やアトランタに暮らす人々は人当たりが良く、気軽に街中でも話かけてくれ、困っている時には助けてくれます。このようなアメリカ南部に住む人々の特有の優しさはSouthern Hospitality(南部のおもてなし)と呼ばれています。私自身も通学路で絵を書いていた、見ず知らずのおじいさんに話しかけられ、2時間近くもお互いのことについて話すという経験をしました。

現地での活動状況

Langdale hallの入り口
一階には私が日本語サポートをしていた
CIRCLEという教室があります
 私が現地で行った主な活動は、勉強と授業外活動です。
 まず、第一にこの交換留学で私は、勉強面で一番頑張りたいと考えていました。理由としては、自分が創価大学の代表として交換留学をしている点、また、私が留学先で学んだことをゼミの仲間に還元できる点がありました。私が所属する掛川ゼミは、ゼミが出来て3年目の新しいゼミです。だからこそ創成期にあたる私たちがゼミの形を作ること、また、いかにゼミ生が成果を残すかは今後のゼミの成長に関わります。そこで、私は自身の海外経験でゼミのさらなる成長に貢献したいと考えました。そこで、留学先では主に経済・社会学の授業を取りました。経済学の中で印象的な授業は「貧困経済学と公共政策」でした。この授業の中で、経済大国アメリカが過去に経験した不況に対して、政府がどのような政策を取り、それを乗り越えたのか学ぶことができました。また、社会学では、アメリカ国内の社会問題について学びました。その中で、アメリカでは、日本に比べて人種や性別の多様性について社会的に認められていること、その中でも差別はいまだに存在しており、この問題が複雑に絡んでいる事を知ることができました。
 第二に学外活動として、日本語を学生に教える学内アルバイトをしました。その理由の一つとして、日本語初級の授業を履修していた学生が、約40年前に出版された日本語教材を使っていたことがあります。教材の質が悪く、授業も教材に即して進められていたことから、当然ですが、多くの学生が日本語に対して苦手意識を持っていました。そこで、ネイティブスピーカーかつ、現地学生と同じ言語学習者という強みを持つ私が、学生たちの力になることができると考え、日本語サポーターとして活動しました。サポートの時間の中では、授業ではあまり行われない「話す・聞く」のスキルを重点的に補いつつ、日本語の文法についても教えていました。

留学で得た成果

クリスマスマーケット@オリンピックパーク
 留学の成果としては、まず、留学の目的をしっかりと達成できたことが大きいと考えます。
 一つ目の「英語力をさらに高めることと専門性を磨くことの必要性」に関しては、経済学の授業を2セメスターで4クラス履修し、貧困経済やグローバル経済、マクロ経済について自身の専門性をさらに高めることができました。また、授業の中でのグループワークを通して英語力についても向上させることができ、帰国後に受けたTOEICの英語の試験でも留学以前よりも200点以上点数を上げることができました。
 二つ目の「多種多様な文化・人種が集まるアメリカ社会」に関しては、アメリカの社会問題の授業や日常生活、サッカークラブ、寮の仲間との交流を通して学ぶことができました。その中で、アメリカ社会において文化面では、ある程度、調和していると感じることができました。例えば、アトランタの街中のレストランを見ると、中華・洋食・メキシコ料理・ジャマイカ料理・インド料理があるなど、多様な文化が生活の中に溶け込んでいることを実感しました。しかし、その一方で、人種間ではまだまだ格差があることを感じました。また、社会問題の授業の中で、さらなる問題として、人種と性別の問題がお互いに複雑に関わって、マイノリティーにある人々が社会的に非常に厳しい状況に置かれている現状を新たに知ることができました。

今後について

大学での授業風景
 今後はゼミでの活動と就活が主な活動になると考えています。ゼミにおいては、留学の影響により、私は二年生と三年生のゼミの授業を両方履修することになります。まだ創設3年目のゼミという観点から、しっかりと縦の繋がりをゼミの中で作っていく「橋渡し役」になっていきたいと思います。
 また、勉強面では、ジョージア州立大学で学んだことを、今の2年生の仲間にしっかりと共有していきたいと考えています。就活に関しても、新しいゼミとして、掛川ゼミの価値を創造する絶好の機会だと考えます。その点から向上心を持って取り組んでいきたいと考えています。しかし、就活には多くの難題が待ち受けていることも事実です。そのような時に留学を通して学んだ自主性を生かしていきたいと思います。

後輩へのアドバイス

街中に壁画アートがたくさんありました
 留学を考える後輩へ一番言いたいことは、留学を諦めないでほしいということです。留学を実現するためには多くの課題が待ち受けていると思います。語学スコアという面もそうですし、日本以外の国で長期間生活することを本当に決心する勇気も必要だと思います。しかし、私は大学時代に留学に挑戦することは、学生生活での一番の自己成長の機会だと考えます。
 というのも、留学は準備期間にも成長できますし、海外滞在でも成長することができます。準備期間であれば、言語の学習に打ち込めますし、その学習時間確保のための時間管理をスキルとして習得することもできます。海外滞在中はさらに人、文化が全く異なる環境で生活するわけですから、必ず自己成長につながります。だからこそ途中で諦めてしまうことは大変もったいないことだと思います。
 どんなに厳しい状況でも諦めず留学を勝ち取るまで必死に頑張り続けてほしいと思います。
(留学期間:2019年8月~2020年3月)
ページ公開日:2020年10月20日 11時00分



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