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2020年10月09日 14時00分

留学体験(小嶋清美さん・香港中文大学)

Q1. 香港中文大学に留学されていたそうですね。

 2018年の8月から、2019年の5月まで、香港の香港中文大学へ留学に行っていました。
 香港は経済発展がめざましい都市で、その中心部は東京の都市部に酷似した、洗練された景観をしています。日本文化も根付いており、日本と変わらない味付けの日本食を提供するレストランも多くありました。
 香港中文大学は山の中に建てられた大学で、広さは創価大学の約1.5倍、生徒数は約3倍あり、その規模の大きさを授業や日常生活の様々な側面で感じました。大学内にスーパーや理髪店、ジムまで揃っており、一つの町のようでした。
 

Q2. なぜ、その国・大学を選びましたか?

 当初は英語圏への留学を目指していたのですが、TOEFL ibtのスコアが目標に届かず、残念ながら英語圏の行きたい大学に行くことができませんでした。
 自身の選択肢の中で、一番授業や学生のレベルが高い大学であると、先輩や教授に伺ったことが決めての一つになりました。また、留学生が多く多様性に溢れているため、様々な価値観に触れる機会が多くあると思い、香港中文大学を選択しました。
 

Q3. 留学中に、現地学生達の学業への真剣さに驚いたそうですが?

 現地学生が皆、必死に学業に取り組んでいたことにとても驚かされました。例えば、現地学生であったルームメイトは、テストの数ヶ月前から机に向かい、夜な夜な勉強をしていましたし、テスト期間中の寮の学習室は学生で溢れていました。また、香港中文大学の学生向けサイトから、常に各人の成績が把握できるようになっており、このことも生徒の成績への真剣さに拍車をかけていたように思います。クラスメイト達と話した際、「成績は就職に直結するためとても重要だ」と皆が言っていたことも、とても印象に残っています。
 
Q4. 留学中は、ツアーを企画するクラブの活動が楽しかったそうですね。

 寮に住む現地学生と留学生の関係をより深めるためのツアーやイベントを企画することを目的としたクラブに所属し、企画・運営に携わりました。ツアーの責任者を任された際は、事前にツアー場所への下見や、ツアー場所の歴史的な背景が記載されたパンフレットを作成して臨むようにしました。こうした準備の姿勢や真面目さを顧問の先生や同じクラブのメンバーに評価してもらい、頑張ったメンバーに贈られる記念のバッジを頂くことができました。
 
Q5. 留学中に、現地の学生とのグループワークに苦労したとお聞きしましたが。

 グループワークが必要な授業を履修した際は、私の英語のスピーキング力が低かったため、グループに入れてもらうことが大変でした。4つのグループに声をかけたものの、全てのグループに断られました。その後、先生に相談し、なんとか入れてもらったグループでも、私以外は中国語が母国語で、英語よりも馴染みのある言語だったため、中国語でワークが進行してしまう、ということがしばしばありました。しかし、毎回のグループワークで、議論の土台となるような資料を用意してのぞむようにして以降、議論に加わることができるようになりました。最終的に、私の用意した情報は、プレゼンテーションやレポートにも盛り込まれ、教授より情報量の観点で高評価を得ることができました。
 
Q6. 留学していちばんよかったのは、新たな価値観に触れることができたことだそうですね。

 留学中は、自身の価値観を見直す機会が多くありました。同じクラブの中国人の友人やルームメイトに、私のすぐに謝る癖が相手に寂しい思いをさせている、という指摘を受けました。誠実さを示すために頻繁に謝ったり、感謝の気持ちを伝えたりしていたことが、相手にとっては壁を感じさせていたことに気がつきました。日本の友人と接する際にそのような指摘を受けたことがなかったため、驚きました。
 この経験から、自分の価値観で良いとされる態度を取るのではなく、相手に合った振る舞いを心がけないといけないと気付かされました。
 
Q7. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします。

 留学をするかどうかに悩んでいる方も多くいると思います。明確な目的があることが理想かもしれませんが、そういったものが無くとも、留学を経験することで得られるものはたくさんあると思います。少しでも悩んでいる方はぜひ挑戦してほしいと思います。
ページ公開日:2020年10月09日 14時00分



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