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2021年02月25日

2/20付の東京新聞朝刊に、文学部の坂井孝一教授へのインタビュー記事が掲載されました

2月20日付の東京新聞朝刊(と2月21日付の中日新聞朝刊)に、文学部の坂井孝一教授へのインタビュー記事が掲載されました。読書面の「書く人」のコーナーにおいて、昨年12月にPHP新書として出版された、坂井教授の著書『源氏将軍断絶―なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか』の取材にこたえています。
★下記より記事をご覧いただけます。
取材を受けた坂井教授のコメントです。
「今回の著書で重視したのは、根本史料とされる歴史書『吾妻鏡』の「嘘を暴く」ことでした。『吾妻鏡』は北条氏が全盛を極めた時期に編纂されていますから、北条氏に都合のいいように内容が粉飾・改変されています。本書では、どの部分がどのように粉飾・改変されたのか一つ一つ踏み込みました。『吾妻鏡』が暗君とした頼家、「悲劇の貴公子」のごとく描いた実朝、この二人についても『吾妻鏡』以外の史料を用いて再評価を施しました。
 東京新聞の取材は、まずZOOMで行い、後日、あらためて研究室に記者の方と撮影スタッフの方に来ていただく形をとりました。記者の方は私の話に熱心に耳を傾け、また独自の視点から次々と質問をしてくださいました。記事を読むと、上述した本書の内容や、私が答えたことが手際よくまとめられていて感心した次第です。WEBでも公開されていますので、是非お読みください。
 なお、私が時代考証を担当している来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも、本書の内容をある程度は反映させたいと考えています。もちろん脚本は脚本家のものであり、ドラマ自体は三谷幸喜氏の創作です。ただ、歴史学の立場から、出来る限りの手助けをさせていただくつもりです。」

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ページ公開日:2021年02月25日