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2021年04月01日

本学理工学部、理工学研究科の学生が「情報処理学会第83回全国大会」で学生奨励賞を受賞しました

本学理工学部情報システム工学科4年(当時)の渥美研究室の新川栄二さんと、鳥居研究室の砂田拳人さん、同じく鳥居研究室の理工学研究科情報システム工学専攻修士1年(当時)の皆川隆一さんが、3月18~20日、オンラインで開催された「情報処理学会第83回全国大会」にて、学生奨励賞を受賞しました。

情報処理学会は、コンピューターとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術および技術の振興をはかることにより、学術、文化ならびに産業の発展に寄与することを目的に1960年に設立されました。

新川さんは「糖鎖情報を組み込んだニューラルネットワークによる薬剤とタンパク質の相互作用予測」、砂田さんは「ハニーポットによるパスワードスプレー攻撃のパターン解析とその対策」、皆川さんは「眼鏡に映った文字は読み取れるのか?」との論文題目で発表しました。

学生奨励賞を受賞された新川さんは「初めての学会発表でこのような賞をいただき、とても光栄です。今回は薬剤とタンパク質の相互作用予測における糖鎖情報の有用性について、開発したニューラルネットワークに基づくモデルの結果をもとに発表しました。研究の過程では渥美教授と研究室の先輩方に多くのサポートをいただきました。また、データ等は本学木下研究室に提供を受け、糖鎖や創薬について何度も相談にのっていただきました。こうした方々への感謝の思いを忘れずに今後も精進していきたいと思います」、また、砂田さんは「私は人前で発表することがとても苦手で発表に慣れるために参加した全国大会ですがまさか受賞できるとは思ってもいませんでした。今回の発表ではパスワードスプレー攻撃という最近現れたパスワードクラックについてハニーポットを日本、アメリカ、インドの3カ国に設置し攻撃のパターン解析を行い攻撃への対策を提案しました。今後も学会発表に挑戦していき結果を残せるように頑張っていきます」、そして、皆川さんは「このような賞をいただき大変嬉しく存じます。また、この研究の指導をしていただいた鳥居教授には心から感謝を申し上げます。今回の発表では、ブルーライト眼鏡に反射したディスプレイの文字をディープラーニングで文字認識を行い、情報漏洩リスクの発表を行いました。これからも、社会の役に立てる人材になれるよう努力を重ね精進していきます」と述べました。
ページ公開日:2021年04月01日