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2021年08月11日 16時51分

留学体験(大橋直美さん・創価池田女子大学)

Q1.インドの創価池田女子大学に留学されていたそうですね。

はい。期間は2019年7月~2020年1月までの半年間でした。大学は南インドのチェンナイ市の田舎にあり、周辺は畑や地元の方が路上で店を開いているような穏やかな環境の中にあります。大学は15学部から構成されており、学生は2000名ほどです。小さな大学ですが、学生はカラフルなチュリダという衣装で登校し、パワフルで和気あいあいとした環境です。
 

Q2. なぜ、その国・大学を選びましたか?

理由は2点あります。
1点目に、インド経済に興味があったからです。大学生活では長期休暇をフル活用し、様々な発展途上国にボランティアや旅行で訪れました。その際、様々な社会的格差を実感しました。創価大学では、グローバル経済学やworld economyという他国の経済学を学ぶ機会をつくり、興味を深め学んでいきました。その中で、インドという国を知り、経済は急成長しているが、他国と比べるといまいち伸びに悩んでいるという状況を知り、実際にみて、感じて、現地で学びたいと思ったのがきっかけです。

2点目は、インド池田女子大学は農村民の貧困女性の学ぶ場として設立された大学であると知ったからです。私は途上国を学ぶ中で、特に女性や子供の社会的弱者の地位向上に貢献したいと思っていました。なので、インド池女子では、実際にそのような女性や家族と出会い、直接交流し、共に学ぶことができる環境であると思ったからです。

Q3. 留学中に、インドの祝日の多さに驚いたそうですが?

そうなんです。インドはとても祭り行事が多く、事あるごとに大学でも町中でもお祭りモードです。
今回の交換留学は6カ月間でしたが、その中で大学を挙げて大きく祝う祭りが4回ほどありました。その都度、祝い方・食べるもの・着る衣装が違っていてとても面白かったです。インドでは宗教の信仰をとても大切にしているので、お祭りごとを祝うときは常に全力です。その準備期間や量は凄かったです。
私も毎回の祭り行事に参加し、先生や友人からダンスや歌を教えてもらい放課後などにいっしょに練習しました。暑い気温の中、みんなと一緒に練習し、本番でも周りを盛り上げるために頑張りました。これもインドならではのとても良い思い出です。
 
Q4. 留学中は、友人宅でいっしょにインド料理を作ることが楽しかったそうですね。

たくさんの友人がよく自宅に招待してくれました。その中で、インド料理を学ぼうと家族の方が様々なインド料理を一緒に作りながら教えてくれました。いちばん知りたかったチキンカレーの作り方を知れたのは嬉しかったです。たくさんの油と数えきれないスパイスで作るインドカレーはやはり日本のカレーとは全く違っていて衝撃でした。また、日本のカレーの作り方を伝えるとこれはカレーじゃないと一刀両断されてしまいました(笑)。インド料理は意外と私に合ってしまい、体重がとても増えました。しかし、そのおかげで留学生活は何も病気にかからず健康的に過ごすことができました。

 
Q5. 留学中に、インド人なまりの英語に苦労したとお聞きしましたが。

とても苦労しました。インド留学出発前に創価大学でインド人教授の授業を履修し、少し慣れたと思っていましたが、インドには非常に多数の言語があり、方言を含めると1600以上あると言われています。なので、最初はタミル語なまりの英語発音にとても苦労しました。友人との日常会話から授業での聞き取りに苦労しました。しかし、インド人の方々はそれぞれの国になまりがあることを深く理解しているため、聞き取れないのでもう一度お願いしますと伝えるとゆっくり話し直してくれます。しかし、時間が経つと通常のスピードに戻ってしまうため、何度も根気強く伝え続けました。また、理解できなかったところは友人に質問することで、みんな優しく教えてくれるので大丈夫でした。1ヶ月くらい経つと慣れてしまい、その後の生活で当初ほど苦労することはありませんでした。
 
Q6. 留学中には、インターンシップで営業・カスタマーサービス業務も行われたそうですね。

私はインドの首都デリーでヘルスケア事業を行う企業で2か月間、営業とカスタマーサービス業務を任せて頂きました。営業では、新規顧客獲得に向けて企業のHP・SNS関連の広告にアクセスした顧客に対して電話をかけ、サービスを売り込むという業務内容でした。カスタマーサービスでは、既存顧客に継続してサービス利用してもらうため、満足度や改善点などを聞き出し、分析し、改善案や新たな施策をチームのみんなに共有する業務内容でした。
今回のインターンシップで良かった点は、スタートアップ企業であったため自身の英語力に見合った業務内容を学生でありながらも担当させてもらえた点とインド留学の経験を活かし業務をスムーズに行えた点です。
 
Q7. 留学していちばんよかったのは、現地の方々と深く関わり視野を広げることができただそうですね。

はい、そうですね。創価池田女子に留学したからこそできたことだと強く思います。大学では、留学生が私1人であったため、みんなが話しかけてくれ、サポートしてくれ、毎日楽しい日々を過ごすことができました。放課後や休日には私を寮から連れ出してくれ、友人の家に招待してくれたり、一緒にどこかに旅行したりと現地の方々の生活や文化に深く触れることができました。たくさん彼女たちやその家族・親戚の方々とお話する中で、インドの歴史の深さや面白さを実感することができました。また日本を俯瞰的に見ることができさらに自国の良さを実感することができました。
現地の友人と旅行する中で、彼女の地元に連れて行ってくれました。農村部の女性が多く暮らしており、そこにお邪魔し、農村部の女性の方々と交流させていただきました。以前から、自分の興味であった【新興国×社会的弱者(女性・子供)】を創価大学や本などから学んでいたこともあり、実際に直接そのような方々と交流しお話をできる機会があり、とても貴重な体験をすることができました。
 

Q8. これから留学を目指す後輩達に一言お願いします。

自分の興味のあること・もの・分野から国を選んでください!そこからどんな留学にしていくのかは自分次第で自由自在です。留学中は、びっくりするくらい時間があります(笑)意味あるのかななど考えずに、積極的に行動してその時間をフル活用してみてください。なにかしらの形で、新たな趣味、興味、自分を発見できると思います。ですが張りつめ過ぎず、ときにはなにも考えすゆーっくり休むことも大切だと思います。私もインドにいるとき何もしていない時間があるとき、「1人でこんな環境で生きていることがすごい」と言い聞かせて休んでいました。留学生活楽しんでください!!
ページ公開日:2021年08月11日 16時51分



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