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2021年09月01日

文学研究科の羽矢辰夫教授の著書『ゴータマ・ブッダその先へ――思想の全容解明』が出版されました

本学大学院文学研究科の羽矢辰夫教授が、仏教の開祖であるゴータマ・ブッダ(お釈迦さま、釈尊)の思想の全容を明らかにした著作を出版しました。

本書では、2500年前のインドに実在した人間ゴータマ・ブッダの思想が、原始仏教経典にもとづいて分かりやすく解き明かされています。

出版にあたって羽矢教授は、「50年にわたってゴータマ・ブッダの思想を究明してきた集大成の書籍となります。十二因縁、縁起、無常・苦・非我、五蘊、四諦、諸行無常など、耳慣れてはいるものの必ずしも明瞭ではなかった教えの意味が、新鮮な驚きとともに明らかになってきます。『ああ、そうだったのか』と。仏教の始まりから『法華経』への展開を考えるうえでも、ゴータマ・ブッダの思想を理解することは不可欠的に重要です。また、特殊な時代の特殊な地域の特殊な人間の思想としてではなく、あらゆる時代のあらゆる地域のあらゆる人間にあてはまる思想として解釈されているので、現代に生きるわたしたち自身の問題としても読めるようになっています」と述べました。

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ページ公開日:2021年09月01日