• Tag:
  • ヒューマングライコームプロジェクトにおける連携・協力に関する覚書が締結されました

2021年11月12日

ヒューマングライコームプロジェクトにおける連携・協力に関する覚書が締結されました

創価大学は、東海国立大学機構並びに自然科学研究機構とともに生命科学研究の重要事業として、ヒューマングライコームプロジェクトを開始するため、本プロジェクトの連携・協力に関する覚書を締結しました。締結に伴い、11月11日(木)に文部科学省記者会見室において、3機関による記者会見を実施しました。

糖鎖は、細胞表面やタンパク質に結合している糖がつながった構造であり、「ヒューマングライコーム」とは、ヒトの網羅的糖鎖情報を意味します。本プロジェクトは、ヒトの糖鎖情報をデータベース化し、国内外の研究者・研究機関に公開することで、次世代生命科学への飛躍的な発展と、医療・ヘルスケア革新の実現を目指します。

本プロジェクトは、科学技術・学術審議会が2020年9月に公表した「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップの策定 -ロードマップ2020-」に掲載され、東海国立大学機構の名古屋大学及び岐阜大学が共同で設置する糖鎖生命コア研究所、自然科学研究機構生命創成探究センター及び創価大学糖鎖生命システム融合研究所の3つの研究施設が連携し、中核となって推進します。

記者会見では、文部科学省の共同利用・共同研究拠点に認定された、上記3つの研究施設で構成する「糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点」についても説明するとともに、12月6日に実施予定のヒューマングライコームプロジェクト特別シンポジウムの開催についても紹介しました。

本学の田代康則理事長は、「糖鎖の分野で世界をリードしゆくために、その中核拠点の使命を果たせるよう本学としても全力で取り組んでまいりたい」と述べました。また、本学糖鎖生命システム融合研究所の西原祥子所長(教授)は「糖鎖生物学(糖鎖が関わる生物学)と糖鎖情報学(糖鎖に関わる情報学)の融合を標榜する研究所として、ヒューマングライコームの推進に向け、頑張っていきたい」と述べ、木下フローラ聖子副所長(教授)は「我々がこれまで開発してきた糖鎖科学ポータルGlyCosmosを活かし、世界的に糖鎖研究に役立つよう、さらに拡張・改良していきたい」と語りました。

教員情報

ページ公開日:2021年11月12日