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2022年01月26日

本学理工学研究科の学生が「第5回バイオテクノロジー大学院生国際会議」で最優秀口頭発表賞を受賞

本学理工学研究科環境共生工学専攻・博士前期課程の藤田明則さんが、12月8日~10日にマレーシア(ハイブリッド形式)で開催された「第5回バイオテクノロジー大学院生国際会議(5th IPCB 2021)」にて、最優秀口頭発表賞を受賞しました。

本学会は、ASEAN諸国間の若手研究者の協力を促進し、次世代の科学と持続可能な開発を推進することを目的としています。今大会のテーマは、「社会貢献を目的とした持続可能な環境形成のための共生およびテクノロジー」でした。

藤田さんは「Treatment of anaerobic digestion effluent by slow sand filtration combined with activated sludge process and activated carbon filtration」のタイトルで、メタン発酵後の廃液(消化液)に多く含まれる窒素とリンを、微細藻類の培養に有効利用するための研究について発表しました。本研究により、活性汚泥法、砂ろ過、活性炭ろ過を組み合わせて消化液を処理することで、微細藻類の栄養となる窒素とリンを残しつつ、光を遮る浮遊物質などの汚染物質を除去できることが明らかとなりました。

藤田さんは、「素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。EARTHプロジェクトにおいても、私の所属研究室が目指す新しい資源循環サイクルの形成においても重要な本研究の発表に対して評価を頂き、大変嬉しく思います。関係者の皆様に深く御礼申し上げます。質疑応答でも貴重な質問・意見を頂くことができ、大変勉強になりました。今後も、持続可能な環境形成により一層貢献できる研究を行ってまいります」と語りました。

共同発表者:戸田龍樹(理工学部 教授)、岸正敏(プランクトン工学研究所 助教)、関根睦実(理工学部 助教)

ページ公開日:2022年01月26日