第48回創価大学卒業式が池田記念講堂で、第36回創価女子短期大学卒業式が中央教育棟ディスカバリーホールで、3月18日（金）に挙行されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者には卒業式の様子がオンラインで動画配信されました。

式典では、田代康則理事長が創立者からのメッセージを紹介。続いて、大学院博士後期課程の14名に「博士」、法科大学院修了者14名に「法務博士（専門職）」、大学院博士前期・修士課程の128名に「修士」、教職大学院修了者9名に「教職修士（専門職）」、学部の1,708名と通信教育部の664名に「学士」、短大生201名に「短期大学士」の学位記が授与され、16名に別科の修了証書、文学部の中国語ダブル・ディグリーコースの修了者11名に中国・北京語言大学の「学士号」、英語ダブル・ディグリーコースの修了者6名にイギリス・バッキンガム大学の「学士号」が授与されました。

その後、本学と交流のある海外の著名な教育・文化機関からの各賞が代表に贈呈されました。
〇「インド・創価池田女子大学世界友情賞」：内田あゆみさん（国際教養学部）、内莉子さん（短大）
〇「マハトマ・ガンジー青年平和賞」：青山 裕二さん（経済学部）、中西梨乃さん（短大）
〇中国・上海魯迅文化発展センター「魯迅青少年文学賞」：藤井世名さん（経営学部）、髙橋知里さん（経済学部）、安田恵美さん（法学部）、青木優華さん（短大）
また、「創価大学貢献賞」18名、「スポーツ栄光賞」3名、「マリー・キュリー賞」短大生15名、にそれぞれ贈られ、最後に「創立者賞」が創大の笹川大輔さん（経済学部）、田川さくらさん（国際教養学部）、短大の大前遥さん（国際ビジネス学科）に授与されました。
さらに、短大の卒業式には、インド創価池田女子大学 セトゥ・クマナン議長より、祝福のビデオメッセージが寄せられ、その中で、今年度より「インド・創価池田女子大学池田香峯子名誉学長賞」が新たに設けられることが発表され、藤田奈央さん（国際ビジネス学科）に授与されました。

卒業生代表抱負などの後、馬場善久学長は告辞で、「皆さんは、コロナ禍にあっても学業や諸活動に打ち込み、探求と開拓の日々を送り、自身が大変な状況にもかかわらず、最高学年の学生として後輩を激励しながら、本学の様々な活動の継続に大きな貢献をしてくれました。そして、創価大学の創立50年のアンカーとして、かつ、次の50年の先導者として、見事にその役割を果たしてくれました。卒業後、どの地に、どの分野に進んでも、同窓のスクラムを組んで『価値創造を実践する世界市民』として活躍されることを心より念願します」と述べました。

また、短大の卒業式で水元学長は、「現実の社会は決して理想どおりでない場合が多いかもしれません。これから皆さんの進む道は様々ですが、どうか、社会の荒波との格闘の中で、『真実の幸福とは何か』を問い続け、『誉れの青春』の誓いを胸に、ひとりももれなく『幸福の大道』を歩んでいってください」と語りました。
この日、松島龍太郎先生、坂本辰朗先生、鈎治雄先生、中泉明彦先生、羽矢辰夫先生の計５名に創大の名誉教授が授与されました。

本学創立者の池田大作先生はメッセージの中で「コロナ禍等の艱難の冬を越え、誇り高き青春凱歌の卒業、誠におめでとう！ 本日、授与される栄光の学位記を、どうか、共に試練を勝ち越えてきた、ご家族と分かち合ってください。（中略）皆さん自身が、これから躍り出る使命の職場で、地域で、社会で、若き創価の『知恵の柱』として、胸を張って生き生きと逞しく価値創造の光を放ってください。そして、皆さんに最大の信頼を寄せる善意の民衆と心を一つに、『人間革命』のパイオニアとして、自らの足元から平和・文化・教育の世界市民のネットワークを、勇気に燃え、誠実に忍耐強く、創り広げて頂きたいのであります」と期待を寄せ、最後に創立五十周年を堂々と飾ってくれた皆さん方に満腔の感謝を込め「艱難に　/勝る教育/なきゆえに/賢者の君たち/凱歌の大道征け」と和歌を贈り、卒業生への旅立ちを祝福されました。