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2022年09月22日

本学理工学研究科の学生が「第20回日本炭化学会」で優秀発表賞(奨励部門)を受賞

北九州国際会議場(福岡県)で開催された「第20回日本炭化学会」の研究発表会(9月14日~16日)にて、本学理工学研究科環境共生工学専攻・博士前期課程の小平友大さんが優秀発表賞(奨励部門)を受賞しました。

本学会は、木質資源をはじめバイオマス資源の炭化に関する研究開発を推進し、資源の有効利用を目指しています。発表した小平さんは「ホテイアオイ由来機能性バイオ炭によるアンモニウム態窒素吸着性能評価と吸着機構比較」のタイトルで、アフリカ東部に位置するエチオピアで過剰繁茂が問題となっている水草バイオマス「ホテイアオイ」を熱分解して得られた炭化物(バイオ炭)にアルカリまたは酸化処理を行い、各処理によるアンモニウム態窒素の吸着性能に向上が見られたことから、排水処理を目的とした吸着材としての利用可能性が期待されることを発表しました。

小平さんは、「栄えある賞をいただくことができ、大変に感謝しております。指導教員である佐藤伸二郎教授をはじめ、環境土壌学研究室の仲間の支え無くしては得ることのできなかった成果であると感じております。佐藤教授のもとで非常に充実した研究生活を送ることができ、また『SATREPS-EARTHプロジェクト』の研究成果にも貢献することができ、大変に嬉しく思います。また本学会におきまして、様々な方の研究発表やご講演を拝見する中で、脱炭素社会に向けた動きが活発化していると感じ、これからもバイオ炭の研究を行う者として身の引き締まる思いです。今後も、環境問題の解決に向けて自分ができることで貢献していきたいと思います」と語りました。
ページ公開日:2022年09月22日