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2023年01月30日 09時00分

2022年度「SDGs達成に向けた実践者と学生・教員の対話・ネットワーキング会合」を開催しました

SDGsを推進する本学では、2022年12月11日(日)、本学キャンパスに、環境、気候変動、人権などの分野でSDGs達成に向けて取り組む実践者9名(ビジネスの実務者、専門家、研究者、国際機関、NPO/NGO関係者等)を招き、第2回目となる「SDGs達成に向けた実践者と学生・教員の対話・ネットワーキング会合」を開催しました。

本企画は、本学学生のSDGsに関する活動や研究に対して、学外の実践者からフィードバックをいただくなど分野を超えた対話を行い、人的ネットワークを広げるとともに研究や活動の充実に繋げることを目的に実施しました。

開会式では、本企画を担当する掛川三千代准教授(経済学部)から参加者紹介とともに概要が説明されました。続いて、下記の4つのテーマに分かれ、学生による発表と実践者を交えてのディスカッションを行い、活動の改善を目指した活発な意見交換を行いました。
  • 【1G】八王子産酒米米粉を利用したバイオプラスチックの産学連携による製品化
  • 【2G】創価大学及び周辺地域におけるシェアサイクル利用促進に向けて
  • 【3G】古着の可能性を捨てない社会へ
  • 【4G】大学教育における難民支援の可能性の探究

その後、米国を中心に活躍される実務者からは、企業が推進するサステナビリティ戦略についての講演、本学理工学部戸田龍樹学部長からは、「途上国・新興国における現代版循環型社会構築への試み」と題した特別講演が行われました。
特別講演の後、学生達は、再度、テーマ毎のグループに分かれ、午前セッションとは異なる実践者と共に更なる意見交換を行い、社会課題の解決に向け、活発なディスカッションを続けました。その後の参加者全員での交流会では、学生が実践者に将来のキャリアについて相談をしたり、実践者からは、社会が求める人材像などを学生に語りつつ、学生を激励するなど、和やかな懇談と交流が行われました。

閉会式では、実践者全員からのフィードバックを頂き、「学生の皆さんの課題に対する着眼点に驚きました。参加して良かったです」「職場でも新製品開発の為、アイディアを議論する機会がありますが、学生の皆さんの真剣さに感銘を受けました。皆さんの豊かな発想と情熱を職場でも共有し、SDGs達成に向けた活動を強化していきます」「学生の活動や発想から本日、逆に多くを学びました。皆さんの活躍を期待しております」などのコメントがありました。最後に田中亮平SDGsセンター長が「実践者の皆様のフィードバックは学生にとって大きな進展に繋がると思います。今後も本学はSDGs達成に向けて、学生の活動のサポートや共有に努めてまいります」と述べました。

対話会合の担当をしている掛川准教授からは、「学生達は、ゼミなどの学びを通じて課題発見力と分析力を養い、社会課題を解決する為の施策について研究をしてきています。それに対し、経験豊かな実務者・専門家は、社会実装の為の実現性や持続性の視点から多くのアドバイスをして下さり、学生達にとって大変貴重な機会となりました。これらのアドバイスをもとに、学生達も研究を更に深めていきますし、大学としても、学生達の施策案の改善や実施に向けて、引き続きサポートしていきます」と語りました。

参加した学生や実践者からは次のような声が寄せられました。
  • 学生では気づかないことを、社会人の皆様と対話する中で知ることができ、今後の研究にとても参考になるお話を多く伺えました。このような機会をいただき、ありがとうございました。(学生)
  • 自分の行動がSDGsの達成や社会にどのように影響するのかを考えながら、今後も自分たちの研究を続けていきます。(学生)
  • 様々な分野で活躍されている方々のご助言を多くいただくことができました。自分達のプロジェクトについて真剣に考えてくださり本当に感謝しています。人々の行動変容をどう促していけば良いか、プロジェクトの欠点・伸ばすべき点をどう見つけていくべきかを学ぶことができました。(学生)
  • 今まで、海に行く時はビーチクリーニングをしたり、ベジタリアン生活を意識してきました。これらの行動を可能な限り継続したいと思います。また、大学院では環境問題を解決するために勉学に励み、将来的には、グローバル市場に大きなインパクトを与えている企業で働き、経済成長と環境のデカップリングを目指したいと思います。
  • 社会人と学生が対話することは、双方にとって気づきの点があり、有意義でした。(実務者)
  • 学生のみならず、他の講師の方々とも意見交換することができ、自分自身も多くを学び、刺激をいただくことができました(実務者)。
  • SDGsに向けて取り組む具体的な目標を明らかにし、その達成のために学生と教職員が格闘することで、地域社会の信頼を獲得し、SDGs時代の大学としての価値を高めることができると思うので、今後の進捗にも期待したい(実務者)
ページ公開日:2023年01月30日 09時00分